危機と決断 (上) 前FRB議長ベン・バーナンキ回顧録 の感想

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タイトル危機と決断 (上) 前FRB議長ベン・バーナンキ回顧録
発売日2015-12-26
製作者ベン・バーナンキ
販売元KADOKAWA/角川書店
JANコード9784041023655
カテゴリ »  » ジャンル別 » 文学・評論

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2006年2月から2014年1月までの8年間、米連邦準備制度理事会(FRB)の第14代議長を務めたベン・バーナンキの回顧録となれば、2008年9月のリーマン・ショック前後の緊迫したドキュメントが山場であり、今だから語れる、その舞台裏の生々しい回想を期待する。

上巻では、筆者がFRB議長になるまでの経歴としてハーバード、MIT、スタンフォード、プリンストンと云った錚々たる大学での経験やFRB理事時代、更には大統領経済諮問委員長など、FRB議長になる人材とはこうした経歴を辿るものかということを感じさせる記述が続く。
更に金融危機の始まりとなるベア・スターンズの救済劇からリーマンの破綻に至るまでの状況についてFOMCをマイルストーンとして記憶と記録を基にした内容となっている。

筆者がFRB議長に就任して最初のFOMCでの利上げについてのメッセージが市場にうまく受け取られなかったこと、更にはそのことについてオフレコのつもりで、CNBCの記者に本音を述べたことで株価に大きな影響をもたらしたエピソードなどは、FRB議長の物言いの難しさを如実に表していて興味深い。

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