名曲悪口事典 ベートーヴェン以降の名曲悪評集 の感想
参照データ
タイトル | 名曲悪口事典 ベートーヴェン以降の名曲悪評集 |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 音楽之友社 |
JANコード | 9784276203761 |
カテゴリ | 芸術一般 » 美術史 » 西洋美術史 » ルネサンス |
購入者の感想
いつの時代のどこの世界も、先駆者というものは受け入れられない。そして
いつの時代もどこの世界も、好き勝手いう輩は存在する。
ベートーベンに対しては「支離滅裂、耳障り、不快な印象。」
ラフマニノフに至っては「地獄の住民を喜ばせる音楽」とまで。
他の有名作曲家にも容赦ない言葉が浴びせられています。感心するのは、ひどい言葉でこき下ろされたとしても、全ての作曲家が、その後も音楽を生み出していること。
面白いのは批評の誰一人として後世に名を遺していないのに、これほど悪く批評された曲は名曲として現代も残っていること。何の裏打ちもなく書き散らされた言葉のなんという軽さ。
ネットのせいで、全世界レベルで人類総批評家と化している現代、文章家気取りで何かを貶めることでしか自己を高める方法を見つけられない人が多すぎます。
私も含めて反省させられます。
ただこれは現代だからの現象ではなく、文化人を貶めて自己肯定(新聞、雑誌も含む)というのはそれほど変わらない、そしてこれからも変わらない、人間の業だと実感できます。
「事典」の名の通り、序文に悪口に関する文章がまとめて書いてあり、その後は年代別に作曲家の悪口がならべてあるので、こういう本にありがちな余計な文章に悩まされることなく読み進められます。
個人的にはメンデルスゾーンも入れてほしかった・・・。
いつの時代もどこの世界も、好き勝手いう輩は存在する。
ベートーベンに対しては「支離滅裂、耳障り、不快な印象。」
ラフマニノフに至っては「地獄の住民を喜ばせる音楽」とまで。
他の有名作曲家にも容赦ない言葉が浴びせられています。感心するのは、ひどい言葉でこき下ろされたとしても、全ての作曲家が、その後も音楽を生み出していること。
面白いのは批評の誰一人として後世に名を遺していないのに、これほど悪く批評された曲は名曲として現代も残っていること。何の裏打ちもなく書き散らされた言葉のなんという軽さ。
ネットのせいで、全世界レベルで人類総批評家と化している現代、文章家気取りで何かを貶めることでしか自己を高める方法を見つけられない人が多すぎます。
私も含めて反省させられます。
ただこれは現代だからの現象ではなく、文化人を貶めて自己肯定(新聞、雑誌も含む)というのはそれほど変わらない、そしてこれからも変わらない、人間の業だと実感できます。
「事典」の名の通り、序文に悪口に関する文章がまとめて書いてあり、その後は年代別に作曲家の悪口がならべてあるので、こういう本にありがちな余計な文章に悩まされることなく読み進められます。
個人的にはメンデルスゾーンも入れてほしかった・・・。