あの日 の感想

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参照データ

タイトルあの日
発売日販売日未定
製作者小保方 晴子
販売元講談社
JANコード9784062200127
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 日本のエッセー・随筆 » 近現代の作品

購入者の感想

実は、まだ全部は読んでおりません。
また、私はSTAP細胞に対して、本を読んだところで判断できる能力もないだろうと思われます。
この本を購入しようと思った理由は、誰を傷つけようとしたわけでもない小保方晴子さんを、大手マスメディアを始め、日本国中の一般市民が、まるで「自殺してしまえ!」と言わんばかりの攻撃を続けたおぞましさを、当の本人はどのように受け取っておられたのか?またどのように傷を癒し、どのように自分の感情に折り合いをつけた上で、日本国民の過ちを是正した上で、日本の社会に役立ちたいと思えるようになられたのか?それを知りたかったのです。
全部を読むつもりではいたのですが、入院されていたこと、そして自分の助けになってくれた方への感謝の深さ、そのものが、小保方晴子さんがどれだけのダメージを受けてきたかが、ストレートに伝わってきてしまい、心が折れてしまいました。
そうですね。若い女性一人では、とても太刀打ちできない、一億三千万人もの敵ですものね。
小保方晴子さんの人柄が、数少ないながらも、国民のバッシングを共に受けながら、あなたを助ける仲間を招いたのですね。
この本のレビューを読んでいるだけでも、小保方晴子さんへの攻撃が散見されます。
文章の能力がないって? 彼女はもともとジャーナリストでも小説家でもないでしょう?
卒業時の論文にコピーがあるって? そんなの学生なら誰でもやるでしょ? 大体、日本人学生が英語の文章を一から作って、欧米人にまともに伝わる論文が書けると思いますか?
そもそも世間の人は、彼女が STAP 細胞の発見者として、表に出てきたことが許せないのでしょう? 注目を浴びたことがむかつくのでしょう?
私の知る限り、科学者というものは、数少ない例外を除けば、それほど金銭的には成功しないものです。
ほとんどの科学者が社会的な賞賛や栄光を夢見て、自分の睡眠時間を削って研究に人生を捧げております。
例えばSTAP細胞が勘違いで、それなのに、社会的な賞賛を浴びようとしたとして、それがどれほどの罪だというのです?
科学者なら当たり前のことでしょう?
そもそも彼女が表舞台に立ったのは、大学の指図のはずですよね?

以下、本書を読んだ感想です。

★良いところ

前半の、学位を取るまでの生き生きとしたサクセスストーリーは楽しく読めました。特に

P45「2008年からの幹細胞生物学の歴史を遡っていくと、100年近く前の、幹細胞の概念が確立されていなかった頃の発生学の論文にまでたどり着いた。まだ近代的な解析技術が確立されていない時代の『現象の観察』のみから書かれた論文は、研究者の自由な発想がそのまま記述されていて、その洞察の深さに強く感化された」

私自身も(分野は違いますが)古い論文を読むのが大好きなので、ここは同感!と思いました。この感覚を大事にして、コピペせずに博士論文のイントロを書けば良かったのに・・・。

★悪いところ

読者を誤読に導くような表現があちこちにあります。

【第一著者の責任について】
P118「今回は、アメリカと山梨という物理的距離と時差も考慮し、ネイチャーへの対応を一括して行うため私が対応係として責任著者に加わることになった」
P121「科学論文は複数の著者がいる場合、何番目に名前が入っているかで、その論文に対する貢献度が示される。研究論文において最も栄誉ある立場はシニアオーサー(ラストオーサー)と呼ばれる、最後に載る名前だ。どんな論文の『誉れ』も基本はシニアオーサーに与えられる」

この部分を読んで大いに違和感を覚えました。科学論文はその執筆者が第一著者になり、論文に対する最大の「誉れ」も「責任」も、ラストオーサーではなく第一著者(つまり小保方氏)が負うのが常識でしょう。第一著者である自分の責任を過小に印象づけるため、このような表現をしたのでしょうか。

【若山氏の責任放棄?】

小保方さんについてはプロの科学者は誰も全く信用していません。
彼女が何を書いても無駄です。

スタップ細胞が出来たとされるハーバード大、東京女子大、
早稲田大学、理研、その全ての場所にいた人は小保方さん
ただ一人です。二百回作成に成功したとき、その一つ一つに
だれがES細胞を混入出来たか? その二百回の作成時には
若山さんは理研を去っていました。いずれにせよ
作ったとしてるただ一人の人
それは小保方さんだけですね。

小保方研究室からスタップとラベルを小保方さん自身が
書いた瓶が大量に発見され、その中の細胞を
調べたところ、いずれもES細胞でした。
これはどういうことでしょうか?

小保方さんのあの実験ノート、提出すら出来ない実験データ
実験さえしてないのはだれなのか? 小保方さんです。
検証をした丹羽研究員達に、小保方さんのプロトコルでは
弱酸性にもならないし、小保方さんは素材のさばき方も知らない
と言わしめ、実験をしていないことを示唆されていた。

小保方さんは研究者として、データと提示して
研究者達と議論し、反論すれば良かったのですが
なぜそれをしなかったのか? データがないからです。

総じて、小保方さんが主として関与した論文で
小保方さんが実験したとされるものは全てが全て
ネットからコピーしたものか、いんちきをして
実験やデータを捏造したものかいずれかであったわけですが、
そのいずれにも関与出来たのは小保方さんただ一人です。

この機に及んで、若山さんによる混入疑惑を示唆するこの本を書いた
その悪意に驚かされます。講談社はトンデモ本をなぜ引き受けたか?
講談社は科学というものをどうとらえているのか?
講談社の不見識にも驚かされます。

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講談社から発売された小保方 晴子のあの日(JAN:9784062200127)の感想と評価
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