エスティパース 軍艦島ペーパークラフト の感想

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世界遺産に決った軍艦島こと、長崎県端島のペーパークラフトです。
完成後のサイズは幅95mm×長さ274mm×高さ33mmです。
おおよそ1/1700スケールに相当。パーツ総数は80個です。
この軍艦島には予めパーツに切れ込みが入っているビギナー向けと
自分でパーツを切り出す玄人向けがありますが、本製品は後者です。
その分価格が前者の半額程度と安価に設定されています。

模型というよりは知育系の印象で、リアルなディテール表現は無く、
建物群は窓の描込みだけで廃墟感は無いので、一見操業当時に見えますが、
倒壊した建物が描込んでありますから、これは現在の軍艦島ですね。
組み立て上の注意点は、折り目部分には定規などをあてがって、
キッチリ折りましょう。建物の角が出ないと見栄えが悪くなります。

実際の軍艦島は立ち入り制限が多く、見られない場所がありますので、
じっくりと眺めて見るのに最適で、台紙には建物の名称が記載されており、
資料としても何気に価値がありますが、
模型としてはかなりアッサリ風味のディテールなので今ひとつの印象です。
以前にアオシマから完成品模型が出ていましたが、
価格が万円単位だったので、本製品は非常にリーズナブルではありますね。