LEGO (R) マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム の感想

まず最初に驚いたのが、キャラクターの再現度です。
多数のキャラクターが登場するにも関わらず、それぞれの個性を捉えた攻撃や能力の数々に感動しました。
見た目もモーションも大きく違うので、マンネリになりにくいです。
システム的には過去作通りの安定感はありますが、前途したように数々の特殊能力を持ったヒーロー達がいるので、
ステージギミックも大幅に増えています。
中には頭を捻らせないと解けない物や、MAPの隅々まで見ないとわからないような物もあり、
決して子供向けのヌルゲーという訳ではありません。
（それでもライトゲーマー向けではありますが、やりこみ要素もかなりあります）
ゴリゴリのコアゲーマーには向いていませんが、シリーズのファンはもちろん、マーベルキャラクターのファン（映画のファン）や
気軽にできるゲームを探している方には是非おすすめです。
「アベンジャーズくらいしか見てないからなぁ」という方や、「アイアンマンくらいなら聞いたことある」という方でも、
興味さえあれば全然OKだと思います。個性豊かなキャラクターは原作や映画を見ていなくてもすぐに愛着がわきます。

普段ゲームをあまりしない友人や家族とのマルチプレイもとても楽しいです。
レゴという知名度と親近感のある見た目でプレイへの敷居はとても低いですし、オブジェクトを壊してコインを集める
という単純なことでも、普段ゲームをしない人には楽しいようです。
何より二人でギミックをあーだこーだ言いながら解いていくのは最近のゲームではあまりありませんので貴重だと思います。
マルチ時には、二人のキャラが離れると自動で画面分割してくれるので、お互いに好き勝手な事ができるのでストレスもたまりません。

ある意味人を選ぶゲームではありますが、興味がある人には期待を裏切らない出来だと思います。

普段スマホの恋愛ゲームやパズルゲームしかしないうちの嫁。
マーベルの映画作品は話題作だった事もあって嫁のお気に入り。

とそこへ、このゲームが発売。
海外版が人気なのは知ってたけど、あくまで「嫁と一緒にTVゲームをやる」をテーマにしてたから、嫁もビックリするであろうこの豪華な日本語吹き替え版（劇場版の吹き替えを担当した声優さんを極力配置で、吹き替えだけでテンションあがる）を待っていたのだ。

どうやったら嫁が一緒にTVゲームをしてくれるか？を考えて、Amazonから配達されたこのパッケージをなにげな〜くこたつの上に置いてみた。

しかしまだ反応はない。

次にPS4を起動してオープニング映像を見せてみた。

声優さんの声に反応してくれた！（思惑通り）
その後続々と出てくるマーベルキャラの声に反応する嫁。
「ちょっと操作してみる？」と、前日からバッテリーフル充電で準備していたコントローラーを渡す私。

「ボタンを3つくらいしか使わないからこのゲームやりやすいね！」

なるほど、確かに私は慣れてるからLRボタンなんかも器用に使いこなしていたけど、意外とこういう所（操作のやりやすさ）も大事なんだね〜。

それから数日後。

「楽しい楽しい！」を連発する嫁がいました。
アクションは苦手でもパズル要素が好きな嫁に、私でも解けそうな仕掛けを敢えて「ここどうしたらいい！？」とヘルプしてみる。
得意げにギミックを解いていくその横顔は今まで見た事の無い様な生き生きとした表情で、その瞳はキラキラと輝いていた。（TV画面の反射で）

途中バグもあって、何度かそのステージの始めからやり直したり、説明書が不親切でイマイチどうゆう事なのか私の弱い頭じゃ理解出来ない事もあったけど、それを差し引いても今の時代、なかなか一台のTVに向かって2人で楽しめるゲームって少なくなったし、なにより、生まれてはじめてTVゲームをクリアした嫁の笑顔に出逢えたのが最高の喜びです。