Technodelic の感想

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参照データ

タイトルTechnodelic
発売日2004-02-02
アーティストYellow Magic Orchestra
販売元Virgin
JANコード5099751345022
Disc 1 :Pure Jam
Neue Tanz
Stairs
Seoul Music
Light In Darkness
Taiso
Gradated Grey
Key
Prologue
Epilogue
カテゴリ » ミュージック » ジャンル別 » ポップス

購入者の感想

最初レコードに針を落とした時、ビートルズ風のコーラスが聞こえてきた。
そのあとに続く、妙なシンセのフレーズ(レとファ)。僕はスピーカーに張り付いた。

それにしても、なんという不思議な音なのだろう?
幽霊のように現れては消え、かと思うと、また別の音が液体のようにスピーカーからにじみ出てきて重なる。
「なんかいる!」感じ。ぼくはこのアルバムの虜になった。
普通、人は音が「いる」なんて感じない。なにか鳴っていると、音源を捜すのである。
しかし、このアルバムの音は「存在する」。たしかになにかが「いる」。
どこかに魔術師がいる、僕は耳を澄ました。そうに違いない!僕は確信した。
(後年、その魔術師の正体が、細野晴臣だと気がついた。僕は彼のソロワークを集めだした。)

1980年当時、実はオルタナ、ニューウェーブという名のアバンギャルドミュージック(PIL、クラス、スロッピング・グイッスル、キャバレーボルテール、フライイング・リザーズ、ポップグループ、Etc)がまさに百花繚乱のようにちまたにあふれておりました。
ワールドシーンにおける、日本からの「先鋭」の発信を自認するYMOは、それに無関係ではありません(ほんとかな?)。
いままでにない究極のテクノミュージック、まさにこのアルバムが回答でした。
自己のミュージシャンとしての原点帰り。3人は自分らの立ち居地を明確にすために、本来の音楽家としてのルーツ、素養を、このアルバムにぶつけてきたのではないでしょうか?
細野氏はベースでファンキーリズム、幸宏はビートルズ・マージービート、坂本はフュージョン臭を捨て、交響楽”Prologue"に”Epilogue"。
さらには、音をそぎ落としたゴリゴリのミニマリズムで勝負してきています。
ワールドシーンに発信した、彼らの本気。そんなものが感じられます。

このアルバムのあとのツアー、ウインターライブは、小学生が多かった。

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