まだ誰も解けていない 科学の未解決問題 の感想
参照データ
タイトル | まだ誰も解けていない 科学の未解決問題 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 竹内 薫 |
販売元 | KADOKAWA/中経出版 |
JANコード | 9784046000712 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
本署はタイトル通り、12個の『科学の未解決問題』について、著名なサイエンス・ライター(+協力執筆者)が平易かつ具体的丁寧に解説したものである。一般読者を十分に意識して図解を多用し、理論のエッセンスを単純に比喩化するなど、好感の持てる内容となっており良書といって良いのではなかろうか。アマゾンページ(この上の方)の「商品の説明」は淡白で物足りないし、本書の質を考慮すれば(誇大は困るが)もう少し詳しくあっても良く、勿体無い気がする。但し後述するが、いくつかのトピックでは消化不良なものも散見されるが、私の理解力不足も否定できないので然したる問題ではないと思う。
構成は12個の『科学の未解決問題』であり、当該『問題』毎に12のトピックから成るが、序章的位置付けに同じく『未解決』な数学問題(「ソファ問題」)があるので、正確には13個のトピックがあると考えて良い。いくつか印象的なトピックの具体的内容を紹介すると、既にグリゴリ・ペレリマン(グレゴリー・ペレルマンとも)が“解決”した「ポアンカレ予想」。これは右問題自体が極めて難解なものだが、『NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影』では『問題』自体が曖昧だったのに比して、本書では非常に上手く比喩的簡潔に解説されており、個人的に感心したトピックの1つである。
構成は12個の『科学の未解決問題』であり、当該『問題』毎に12のトピックから成るが、序章的位置付けに同じく『未解決』な数学問題(「ソファ問題」)があるので、正確には13個のトピックがあると考えて良い。いくつか印象的なトピックの具体的内容を紹介すると、既にグリゴリ・ペレリマン(グレゴリー・ペレルマンとも)が“解決”した「ポアンカレ予想」。これは右問題自体が極めて難解なものだが、『NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影』では『問題』自体が曖昧だったのに比して、本書では非常に上手く比喩的簡潔に解説されており、個人的に感心したトピックの1つである。