イノベーションの本質 の感想

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参照データ

タイトルイノベーションの本質
発売日販売日未定
製作者野中 郁次郎
販売元日経BP社
JANコード9784822244064
カテゴリビジネス・経済 » 経営学・キャリア・MBA » アメリカMBA・名物教授 » 野中郁次郎

購入者の感想

・サノーさん一言コメント
「日本の知識創造の旗手、野中先生と一級の企業ジャーナリストによる事例紹介集。この本が発刊されて13年後の現在を確認できることが、素晴らしい相乗効果をもたらす」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「企業の第一線で活躍する人々の葛藤と成功に、胸が打たれます。論理の解説も、難しい用語もありますが、わかりやすく、楽しく読めるよう意図されていると感じました」
【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】

・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):勝見先生が担当する「物語編」と、それを野中先生が解説する「解釈編」に整理されていて、本当に読みやすい本だな。
ウノーさん(以下ウ):それぞれの章立てや「ポイント」「本質」といった区分けもしてくれていて、すいすい読める一冊でした。
サ:物語編は、昔、NHKでやっていた『プロジェクトX』だな。各企業人が「ヒト・モノ・カネ」から発生する葛藤をいかに乗り越え、「イノベーションの本質」に近づけたかを知ることができる。
ウ:そうですね。読みながら、中島みゆきの唄が流れっぱなしでした。紹介されている事例は全てみんなが知っているメジャーなものだし、身近なものだったから、面白さ倍増です。
サ:ウチが全く体験してないのは「黒川温泉」くらいかな?他は、買ってないけど見たり聞いたり試したりしてるな。
ウ:「光るギター」、懐かしいです。「たのみこむ」で出た時に、ワクワクしました。
サ:けっきょく買わなかったけどな。野中先生のSECIモデルを軸とした解説、事例からの解釈も、キレッキレだな。
ウ:昨年も野中先生のお話しを伺う機会がありましたが、相変わらずご健勝で、こちらが元気をもらっちゃいました。
サ:現役として最高峰だ。数値や理論と、そうでない要素のつなぎ方が絶妙なんだと思う。
コンサルが、事例の深堀りをここまでやれるように世の中がなったのは、先生の功績だと思う。
ウ:暗黙知とか、形式知とか、頻出する3文字、4文字のアルファベットは、難しそうで、ちょっと拒否反応もでちゃうんですが。

本書の特徴は2点。1つ目は最近の日本のヒット商品13を題材としたこと。「DAKARA」から「千と千尋の神隠し」まで、身近で幅広い題材を取り上げているので、非常にイメージしやすい。
2つ目はそれぞれの章が「物語編」と「解釈編」の2つのパートで構成されていること。ジャーナリストがプロジェクトX風に綴る「物語編」では、商品開発にかける人たちのアツい情熱や深いコミットメントが描かれていて、それだけでも読む価値アリ。さらに、知識創造理論で有名な野中教授が、学者の観点からそれらの開発物語を解説する「解釈編」が、さらにこの本の深みを増している。
欠点をあえて挙げるならば、いわゆる「後づけ」的に感じる部分も多々あります。成功したからいいけど…と思う部分も。また、それぞれの事例ごとに書かれているので、理論の展開という部分では少し弱いかもしれません。「知識創造理論」の概要くらいは知っておいた方がいいかも。
この本のテーマは「絶対価値の追求」と「主体的なコミットメント」。おそらく日本人にとってはものすごく共感できる内容のはずです。輸入ではない国産の物語に元気を、成功事例から一歩踏み出す勇気を、各物語の登場人物の真摯な仕事への取り組み方からヤル気をもらえます。
最近の事例が多いので、今が旬な内に読むことをオススメします。

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