「匂い」脳セラピー: 〜アロマの調香技術が心を癒す〜 の感想

匂い脳、とは聞き慣れない言葉だったので、手に取ってみました。
著者はＡＥＡＪの理事も務めるアロマスクールの校長先生で、この道３０年のベテランとのこと。

アロマテラピーの薬理的な効果よりも、匂いそのもののもたらす「心の癒し」がテーマです。
前半はアロマテラピー検定の教科書のような内容で、最後に「調香技術」として、二つの方法論が提示されています。
調香法Ａは一般的な、トップ、ミドル、ベースで組み合わせる方法。
調香法Ｂはアーユルベーダに由来するという「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」の３つの気質・体質分類に基づく方法です。
具体的なレシピとしてＡが３種類、Ｂが６種類紹介されています。
ぱっと４種類ほどつくって試してみましたが、個性的な配合で楽しめました。
とくに調香方Ｂの体系、考え方についてはまったく知らなかったので、これを機会にアーユルベーダも勉強してみたいと思います。
たいへん参考になりました。