高校数学でわかる流体力学 (ブルーバックス) の感想
参照データ
タイトル | 高校数学でわかる流体力学 (ブルーバックス) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 竹内 淳 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062578677 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 物理学 » 一般 |
購入者の感想
まず、「高校数学でわかる」は嘘です。偏微分、複素関数、ベクトル解析(の記号)等色々出てきます。内容についても、ちょっとこの説明は納得出来ないといった箇所が見受けられます。一例を上げるなら、上面と下面の湾曲が異なる翼を一様流に入れると循環が生じるとしている部分。じゃ、平板や上下面同じ湾曲の翼を流れに傾けておいた場合の同じ現象(循環や揚力)を説明するのに、異なる理屈を持ってくるのですかと聞きたくなります。
一般向けとしては難しく、専門的には物足りない本だと思います。鵜呑みにするのではなく、批判的な目を持って読むには良いかもしれません。
こういう本で怖いのは、これのみで専門分野を学習したつもりになってしまうことです。
一般向けとしては難しく、専門的には物足りない本だと思います。鵜呑みにするのではなく、批判的な目を持って読むには良いかもしれません。
こういう本で怖いのは、これのみで専門分野を学習したつもりになってしまうことです。
ベルヌーイの定理は、ご存じでしょうか?野球のボールが落ちたり、まがったりするのもベルヌーイの定理があるからだと聞いていましたが、この本を読むまでは全然理解できませんでした。高校数学のレベルでこれだけ難解な理論が明快に説かれている本はないと思います。