ポピュラー芸術の美学―プラグマティズムの立場から の感想
参照データ
タイトル | ポピュラー芸術の美学―プラグマティズムの立場から |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | R. シュスターマン |
販売元 | 勁草書房 |
JANコード | 9784326851652 |
カテゴリ | ジャンル別 » アート・建築・デザイン » 芸術一般 » 芸術理論・美学 |
購入者の感想
ポピュラー芸術の美学という邦題ですが、原題は「Kunst Leben-芸術のプラグマティズム」です。第一章の書きぶりに、アドルノやブルデューの現代芸術論の根底にある、芸術至上主義の精神がポピュラー芸術にどうはねかえっているか、鋭い斬り込みが展開されます。実は、ポピュラー芸術論の先、プラグマティズムの先にある、芸術の本来的な内容を照射してくれる一冊です。デューイのプラグマティズム美学を批判した現在進行形的な美学である分析美学についても、意味論的非美学である、という思い切りのいい指摘もあります。