神のようになる―カバラーと人生の窮極目的 の感想
参照データ
タイトル | 神のようになる―カバラーと人生の窮極目的 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | マイケル バーグ |
販売元 | イシス |
JANコード | 9784434155536 |
カテゴリ | 人文・思想 » 宗教 » キリスト教・ユダヤ教 » ユダヤ教 |
購入者の感想
基本的に「わたくし」と「世界」の境界線をなくし、死を超える確信をもって生きましょう、という本です。書かれていることはかなりシビアで、現実世界でそのまま実践するのは相当な勇気が必要でしょうし、実際に人生を破壊しかねないようなことも書かれています。
実は過去の人生で一度だけ、本書に書かれているような徹底したわかちあいを実践したことがあります。予言されているとおり、私は負債を負い社会的に恥をかき苦しみ、しかし救った人は求償されることもなく幸福な結婚を果たすという対照的な境遇に陥ったことがあります。
当時は大変後悔しましたが、本書を読んで、その救われた人を素直に祝福できるようになったのですが、その後から私のほうも大変運に恵まれ、物事がスムーズに解決するようになっただけでなく、受けた苦痛と恥辱から、精神的な面で一つの観を得た(優れた人間になったという意味ではありません。)という実感がもてるまでになりました。
物事は結果悪でも結果善でもなくプロセスの連続であり、私たちが死後、持っていけるものといえばそれまですごしてきた人生からの学び以外ないのはおそらく議論の余地がないことです。
死後の来世や「いつか」ではなく、いま実践するよう求めているところにこの本の厳しさがあります。
自己という存在と他者という存在の区別を廃し、文字通りわけへだてのない感覚をもって全ての人や世界を慈しめるほどの広い度量や「身を捨てた先のなにか」を信じられる勇気を示せるまで、旅は終わることなく何度も繰り返されるのだという趣旨です。
実は過去の人生で一度だけ、本書に書かれているような徹底したわかちあいを実践したことがあります。予言されているとおり、私は負債を負い社会的に恥をかき苦しみ、しかし救った人は求償されることもなく幸福な結婚を果たすという対照的な境遇に陥ったことがあります。
当時は大変後悔しましたが、本書を読んで、その救われた人を素直に祝福できるようになったのですが、その後から私のほうも大変運に恵まれ、物事がスムーズに解決するようになっただけでなく、受けた苦痛と恥辱から、精神的な面で一つの観を得た(優れた人間になったという意味ではありません。)という実感がもてるまでになりました。
物事は結果悪でも結果善でもなくプロセスの連続であり、私たちが死後、持っていけるものといえばそれまですごしてきた人生からの学び以外ないのはおそらく議論の余地がないことです。
死後の来世や「いつか」ではなく、いま実践するよう求めているところにこの本の厳しさがあります。
自己という存在と他者という存在の区別を廃し、文字通りわけへだてのない感覚をもって全ての人や世界を慈しめるほどの広い度量や「身を捨てた先のなにか」を信じられる勇気を示せるまで、旅は終わることなく何度も繰り返されるのだという趣旨です。