ミクロ経済学の第一歩 (有斐閣ストゥディア) の感想

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参照データ

タイトルミクロ経済学の第一歩 (有斐閣ストゥディア)
発売日販売日未定
製作者安藤 至大
販売元有斐閣
JANコード9784641150058
カテゴリビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済学 » ミクロ経済学

購入者の感想

初級のミクロ経済学の本を読んでも、ある理論の前提になっていることが説明されていない、
またはあまりうまく説明されていないことがある。そのため、どこかモヤモヤしたものがあったりする。
本書では、初心者がつまずきやすいと思われるポイントをうまく説明しています。

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第1部では、まず、価格と価値の違いについて説明し、
「財・サービスに対する価値がお互いに違うからこそ、交換によってお互いの利益になる」ことを示します。

そして、ミクロ経済学の目的を
「人々が合意の上で行う交換によって生み出される利益(=余剰)を最大限に実現させること」とします。(p19)

また、ミクロ経済学では、「人は自分の満足度(効用)を最大にするように行動を選択する」と考える。
そのような行動を「合理的」であるともいう。
「合理的」というと「人間はそんなに合理的ではない」と言う人がいるが、
本書では、「本人が納得してそれを選んでいるといった程度の意味」としている。(p27)

では、どうしたら効用が最大になる選択ができるか。
それを考えるときに欠かせないが次の4点です。

1 インセンティブ
2 トレードオフ
3 「会計上の費用」と「経済的な費用(機会費用)」 との違い。
4  限界的な部分を見る。

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ここでは4 について少しだけ書きます。

「限界的な部分を見る」とはどういう意味か?
注目している行動について、「それを少し増やしたり減らしたりしたときのこと」を指す。
つまり、合理的な人は、全体ではなく、ある状態に注目し、
「そこから少しだけ増やしたり減らしたりしたときにどうなるか」(限界的な部分)を見て意志決定をするということ。

なぜ、そういう意志決定をするのか?
それは、多くの場合において、そのほうが「最善の選択が可能になる」からだと。

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