ロミオとジュリエット (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトルロミオとジュリエット (新潮文庫)
発売日販売日未定
製作者シェイクスピア
販売元新潮社
JANコード9784102020012
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 戯曲・シナリオ » イギリス・アメリカ

購入者の感想

シェークスピア作品は福田恆存氏の訳を好んで読んでいるが、何故か「ロミオとジュリエット」だけが無かったので、仕方無く中野好夫氏の訳を手にとった。
残念ながら、私には合わなかった。

一番引っかかったのが、「ナムアミダブ」や「南無帰命頂礼」などの仏教が台詞に入っていた事。英国の作品に仏教が入って来るのはいかがなものか?また、登場人物は身分の高い家柄の筈だが、全体を貫く雰囲気が下町庶民のものに思え、下町庶民劇を読まされている気分だった。

訳者は「この訳には満足していない」と書いているが、そんな本を何時までも売り続ける新潮社の態度にも疑問を覚える。
後日、福田恆存氏の訳を見つけ出して読んだが、福田氏の訳の方が物語全体の雰囲気が綺麗で、私は好きだ。

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