「おしり」を鍛えると一生歩ける! 寝たきり・腰痛・ひざ痛を防ぐ の感想

私の母は、数年前に自宅の廊下で転んだことによって大たい骨を複雑骨折しました。手術は成功し、リハビリもがんばりましたが、
それ以来健脚を誇っていた母が、めっきりと歩かなくなってしまいました。
外に出るのをためらって、旅行にも行かなくなりました。電車で遠出するのもなくなりました。
今は車で半径１kmの行動範囲だけが彼女の世界となりました。

人間にとって、歩けないということは、日々の楽しみに、生きがいもなくなるということだと、母の件でつくづく思うようになりました。
日本人は際立って寝たきりが多いのに比べて、欧米の高齢者は毎日を楽しく生き生きと過ごしているように見えます。
その差は何なのか？　そして日本人がいつまでも自分の足で歩き、寝たきりにならないためにどうすればいいのか？
私が長年気になっていた答えが、この本でばしっと書いてあります。やっと答えに出会えて、感動で涙がでました。

この本はもちろん母に読んでもらいたいし、世の中の高齢者の方々にぜひとも読んでいただきたい。
そして、一人でも多くの日本人の高齢者の方々に、健康寿命を延ばしてもらうきっかけにしてもらいたいと思いました。