落語CDブック 人形町末広 圓生独演会 の感想

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参照データ

タイトル落語CDブック 人形町末広 圓生独演会
発売日販売日未定
製作者小学館
販売元小学館
JANコード9784094801279
カテゴリジャンル別 » エンターテイメント » 演劇・舞台 » 演劇

購入者の感想

圓生師匠の録音と言えば、気が済むまで(周囲が呆れるほど)録り直し・編集を繰り返した「圓生百席」であろう。
もちろん、ご承知の通り「百席」はスタジオ録音。
つまり、師匠にとっては、聴き手が目の前にいるかどうかは、噺の出来には関係がないということなのだろう。

しかし、私にとっての最善の圓生師匠は、この人形町末廣での独演会のライブ収録である。
もちろん、師匠は、客席の反応次第で、不本意ながらも間をとったり、声を張ったりする必要があったのだろう。単純な言い間違いもあるし、トレードマーク?の、痰をきったり、白湯をすすったりする音も盛大に収録されている。
なので、これを聴いた師匠は、「マズい」「ヘタくそ」と感じる部分が多々あるのだろう。

でも、やはり落語は客を前にして、そして、客との相互作用を前提にした芸だと、私のようなド素人は考えてしまう。
で、その相互作用が、この録音からはありありと伝わってくるのだ。聴衆の喜怒哀楽が、噺家の芸を高めるという、まさに至福の瞬間が、ここには満ち溢れているのだ。

なお、「本人が記録のために録音した」と読むと、「隠し撮りレベル?」と不安になる方もいらっしゃるだろうが、それは心配ない。
一部にキズがあるのも事実だか、全体的には非常に聴きやすい音である。

価格的には安いとは言い難いが、圓生師匠を、噺を愛する人には、絶対のお勧めである。

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