古代日本「謎」の時代を解き明かす―神武天皇即位は紀元前70年だった! の感想

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参照データ

タイトル古代日本「謎」の時代を解き明かす―神武天皇即位は紀元前70年だった!
発売日販売日未定
製作者長浜 浩明
販売元展転社
JANコード9784886563699
カテゴリ歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般

購入者の感想

このような論理的で科学的な歴史書には出会ったことがない。
一部の人を除き、歴史学者と称する人の学説が如何にいい加減なものかが白日にさらけ出されている。
自分の国に誇りを持てる日本人必携の書です。

AD150年以前に河内湖が出来ている地質学的事実から著者は考察を行っている。
神武東征の記載は、AD150年以前に、河内湖が海とつながっていた地形的事実を知っていた状況を元に書かれている。神武東征が創作だと考えると、ここまで、地形的条件のつじつまを合わせられるわけはない。やはり、言い伝えか書き伝えたものが残っていたと考えざるを得ない。著者の建設業界の経験が生かされた秀作。
つまり、神武東征は事実で、神武は東征の際、大和まで途中の西日本各地、時間をかけて巡っている。
しかし、その各地で戦った記述はなく、どちらかというと、同調する兵隊を集めていたかのような和やかな雰囲気の記載である。
つまり、北九州・瀬戸内は神武に友好的であった。ただ、大和だけを奪いに行ったかのような表現である。大和のどこにそんな魅力があったのであろうか?大和には神武に敵対する兵力も十分あったのだから、神武としては単なる開拓団としての目的だけとは考えられない。他の土地にない何かが算出したのか、他の地方を従える王がいて、王位を簒奪(継承)しに行ったか・・・。大和の王(後の物部氏)と神武は同族で、王位継承戦争だったのかも知れない。
また、物部氏と大国主大神の関係も、まるで同一のように、非常に密接に思える。
大国主の高天原への国譲りは、現在の出雲でなく、大和も含めた大きなものだったのかも知れない。
三輪山がその首都にある聖地であるとするなら、大国主が祀られているのもわかる気がする。現代人は古代倭の統一性を甘く見ていたのではないだろうか。神武がAD150年以前に大和朝廷を建てているなら、卑弥呼はやはり箸墓の主、百襲姫か?

今まで、誰も説明できなかった闕史八代の天皇の実在を、論理的かつ矛盾なく説明してくれた最初の本です。
邪馬台国の畿内説、東遷説など、今まで疑問に思ったことが、全て納得できる説明で解決してくれました。
古墳めぐりが好きな自分にとって天皇の歴史は非常に興味深く、これまで古代史の本を何冊も読みましたが、
これほど感動した書籍はありません。
古代史の先生方を少し批判するところはありますが、お薦めです。

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