三菱総研の総合未来読本 Phronesis『フロネシス』〈04〉「プラチナ社会」がやってくる! (フロネシス 4) の感想

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タイトル三菱総研の総合未来読本 Phronesis『フロネシス』〈04〉「プラチナ社会」がやってくる! (フロネシス 4)
発売日販売日未定
販売元丸善プラネット
JANコード9784863450585
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

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本書はシリーズ中の1冊で、
 1 2030年の「クルマ社会」
 2 2030年の「食と農」
 3 2030年の「住まう」
と各論で来たところで、いったん総合的に未来社会を「プラチナ社会」と名付けてイメージ・方向性をまとめて謳いあげたもののようです。
さらに、5 環境・資源  6 産業・雇用  面の続編も続くようですので、詳しい個々の道程、どうしていけばいいかの論は置いて、どう発想を転換すべしと言っているか根本の考え方のようなところを紹介したいと思います。

>人口減少社会になると、スケールメリットは成り立たない
                     (p.138より)
では日本は斜陽の一途なのかと言ったら、そうではなく、
>人工物の飽和こそが、先進国における需要不足の本質
                     (p.132より)
と、これは先進国共通の課題であると捉えています。
発想を転換して、
>個々の人が自分の立場で「社会をつくっている」という意識をもつこと
>単なる消費としての遊びを、社会貢献や文化創造に振り向ける仕掛け
                     (p.130より)
等によって、今まで生産の主役でなかった高齢者や女性が多様な働き方で社会参加するようになることでポストモダンの豊かな社会が見えてくる。
そして、
>創造型の需要においては、目標を決めれば、ものづくり力が生きてきます。
                     (p.133より)
と、この発想転換(パラダイムシフト)を成し遂げられれば、世界のフロントランナーになれるのだと言います。

あまり暗く展望しないでポジティブに行きましょうよという論調は、読み比べ_その1で紹介した本と同調です。その2でシビアな現実に震えてしまったので、口直しにお勧めします。人間、ある程度楽観的に未来を考えられないと、生きていく元気が出ませんもの。

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