3000年の歴史に学ぶ 戦略の教科書 の感想

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読んだ事の無いレビューではなく、本当に読んだ感想です。
まず、戦争に関わる戦略ばかりが書いてある訳ではありません。それは、この本の最初四分の一程度のみです。
あとの残りは、演劇人や作家、起業家、政治家、王族等を紹介し、彼らと戦略立案・実行の関わりを紹介しています。

この「紹介」が肝である。タイトルは、「戦略の教科書」となっているが、残念ながら戦略の教科書とはほど遠い。
この本は、戦略立案・実行に関わった有名人を、簡単に紹介しているに過ぎない。

例えば、各有名人の直面した場面が、戦略論の体系の中で、どこに当たるのか、戦略論の体系化に対して
どのように貢献したのか、そういう視点で、有名人の経験を記していれば、違っただろう。
本の中では、思いついた歴史上の有名人のエピソードをなぞっているのに過ぎない。

ただ、なかなか面白いもの事実だ