一億人の茶道教養講座 (淡交新書) の感想
参照データ
タイトル | 一億人の茶道教養講座 (淡交新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 岡本 浩一 |
販売元 | 淡交社 |
JANコード | 9784473038661 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 趣味・実用 » 茶道 |
購入者の感想
序論にある教養の価値や意味と茶道の関係の論考がとても参考になりした。
著書「茶道を深める」で、私の茶の湯のspiritualな師匠となった岡本浩一先生の新刊がでました。
「茶道を深める」も「茶道に憧れる」も少し襟を正して読まなければならない雰囲気を持っていました。でもこれは新書版、気軽にふむふむと読める、と思っていました。
茶道をやったことのない人も念頭において、というコンセプトで書かれた本だというし、最初の茶道の歴史や禅との関わりなどは、知ってる知ってる、復習だなこれは、などと思っていたのです。
でも途中から、これは寝転がって読む本じゃないぞ、と気持ちは正座。
ダイジェストながら、茶道に関する「教養」の教科書ではありませんか。これを読むだけでいままで断片的に持っていた知識がかなりすっきり整理された感じがします。
例えば、漠然ととらえていた利休のなにがどう革新的だったのか。知っていそうで系統立って考えたことがなかったことが、箇条書きで整理され、これは受験生時代のまとめノートみたいだなあ、、、と。
あくまで最大公約数的な見解とことわってあります。専門的な研究では諸説紛々な事象もありますが、しろうとには理解しかねるので、こうしたざっくりとしたダイジェストはとてもわかりやすい。
そこからさらに深く知りたい、という気持ちが芽生えれば自分で調べればよいのだし、知りたいという気持ちを励起してくれる本、ととらえるとよいかもしれません。
楽茶碗の歴代の作風の違いについても大まかなとらえ方がまとめられていて、これはとてもありがたい。
長次郎、のんこうは別格としても、歴代の違いなんて考えてみたこともなかったのです私、恥ずかしながら。
これからは楽美術館へ行くときにこの本を握りしめて、自分なりの検証をしなければ。
その「教養」というもの。
この本の中のその定義説明は少しむつかしい。茶道を例に挙げて書かれている部分を抜粋しますと、
茶を知るとは?
茶道の概要、禅との関係、茶道史、流派の概要、主な茶人のイメージ、点前の概要、美観の概要、陶磁器、建築などを知る、、、
「茶道を深める」も「茶道に憧れる」も少し襟を正して読まなければならない雰囲気を持っていました。でもこれは新書版、気軽にふむふむと読める、と思っていました。
茶道をやったことのない人も念頭において、というコンセプトで書かれた本だというし、最初の茶道の歴史や禅との関わりなどは、知ってる知ってる、復習だなこれは、などと思っていたのです。
でも途中から、これは寝転がって読む本じゃないぞ、と気持ちは正座。
ダイジェストながら、茶道に関する「教養」の教科書ではありませんか。これを読むだけでいままで断片的に持っていた知識がかなりすっきり整理された感じがします。
例えば、漠然ととらえていた利休のなにがどう革新的だったのか。知っていそうで系統立って考えたことがなかったことが、箇条書きで整理され、これは受験生時代のまとめノートみたいだなあ、、、と。
あくまで最大公約数的な見解とことわってあります。専門的な研究では諸説紛々な事象もありますが、しろうとには理解しかねるので、こうしたざっくりとしたダイジェストはとてもわかりやすい。
そこからさらに深く知りたい、という気持ちが芽生えれば自分で調べればよいのだし、知りたいという気持ちを励起してくれる本、ととらえるとよいかもしれません。
楽茶碗の歴代の作風の違いについても大まかなとらえ方がまとめられていて、これはとてもありがたい。
長次郎、のんこうは別格としても、歴代の違いなんて考えてみたこともなかったのです私、恥ずかしながら。
これからは楽美術館へ行くときにこの本を握りしめて、自分なりの検証をしなければ。
その「教養」というもの。
この本の中のその定義説明は少しむつかしい。茶道を例に挙げて書かれている部分を抜粋しますと、
茶を知るとは?
茶道の概要、禅との関係、茶道史、流派の概要、主な茶人のイメージ、点前の概要、美観の概要、陶磁器、建築などを知る、、、