入門 Python 3 の感想

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CやJavaなど、他のプログラミング言語を経験している人間のレビューになります。

前半は文法の解説、後半はデータベースやネットワークなどのライブラリ紹介が主です。
文法の解説は網羅的で、しばしばユーモアも織り混ざっていて、飽きずに読むことができました。
章末には練習問題が付いています。私は時間の都合上それを飛ばしたのですが、
手を動かして学習したいと思っている方には丁度良いと思います。(当然模範解答も付いています。)

後半は様々な分野のライブラリ紹介なのですが、先に挙げたデータベース、ネットワーク、
並列処理、統計、GUIやゲームまで幅広く紹介してあります。自分の興味がある分野、
または自分が担当している分野への入り口をスムーズに案内してくれます。

個人的な話になって恐縮なのですが、私がC言語を初めて学んだ際、C言語でGUIアプリケーションを
作るなんて想像もつかない魔法のように感じ、それを遠い存在だと思い込んでいました。(私がヘタレであることも理由の一つですが)
本書のように色々な分野への入り口を案内してくれると、その分野は、実は遠い存在ではないんだなと思わせてくれます。

基礎から応用の入り口までしっかり案内してくれる本書は、個人的に満点の評価を差し上げたいと思います。
Pythonのコードを書くときは、しばらく隣に置いておく必要がありそうです。