Linuxプログラミングインタフェース の感想
参照データ
タイトル | Linuxプログラミングインタフェース |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Michael Kerrisk |
販売元 | オライリージャパン |
JANコード | 9784873115856 |
カテゴリ | ジャンル別 » コンピュータ・IT » OS » Linux |
購入者の感想
購入から約3ヶ月で、ようやく一通り読み終えました。
一見、分厚くて購入をためらうかもしれませんが、そもそもカーネルのような複雑な内容を扱っているわけではないので、Linuxを使ったことがあり、かつC言語ができる人なら読み通すことが出来ると思います。
目次を読まれると分かると思いますが、システムプログラミングの入門書などで扱われているような内容から、あまり使われないようなものまで、広範囲かつ丁寧に解説されています。
今まで、UNIX系のシステムプログラミングをする人は、リチャード・スティーブンスの「詳解UNIXプログラミング」(最近、廃刊になりましたが)を参照しながら、コーディングしていたと思いますが、内容を刷新するなら、この本を第1候補にするべきです。英語が読める方ならAPUEの第3版が、最近出版されたので、そちらでもいいかもしれません。
特筆すべきは、翻訳です。1600ページにもなる膨大な量の文にもかかわらず、脱字や日本語がおかしい部分などは、わずか数箇所しかありませんでした。それも、よく読めば理解できるくらいのミスなので、十分許容範囲です。翻訳本をよく読まれる方は、共感してくれるでしょうが、英語で書かれている原著は、とてもすばらしい内容なのに、翻訳がダメなせいで読むに耐えなくなった本というのは、たくさんあります。この本が、そうならなかったのは、他でもない翻訳者の実力のおかげでしょう。翻訳者の千住さんには感謝です。
以上、文句のつけようがないパーフェクトな星5つです。
一見、分厚くて購入をためらうかもしれませんが、そもそもカーネルのような複雑な内容を扱っているわけではないので、Linuxを使ったことがあり、かつC言語ができる人なら読み通すことが出来ると思います。
目次を読まれると分かると思いますが、システムプログラミングの入門書などで扱われているような内容から、あまり使われないようなものまで、広範囲かつ丁寧に解説されています。
今まで、UNIX系のシステムプログラミングをする人は、リチャード・スティーブンスの「詳解UNIXプログラミング」(最近、廃刊になりましたが)を参照しながら、コーディングしていたと思いますが、内容を刷新するなら、この本を第1候補にするべきです。英語が読める方ならAPUEの第3版が、最近出版されたので、そちらでもいいかもしれません。
特筆すべきは、翻訳です。1600ページにもなる膨大な量の文にもかかわらず、脱字や日本語がおかしい部分などは、わずか数箇所しかありませんでした。それも、よく読めば理解できるくらいのミスなので、十分許容範囲です。翻訳本をよく読まれる方は、共感してくれるでしょうが、英語で書かれている原著は、とてもすばらしい内容なのに、翻訳がダメなせいで読むに耐えなくなった本というのは、たくさんあります。この本が、そうならなかったのは、他でもない翻訳者の実力のおかげでしょう。翻訳者の千住さんには感謝です。
以上、文句のつけようがないパーフェクトな星5つです。