世紀の遺書 の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル世紀の遺書
発売日販売日未定
販売元講談社
JANコード9784062008365
カテゴリ »  » ジャンル別 » 文学・評論

購入者の感想

 附録別で744頁の書籍です。700名以上の集録ですので心して読まなければ失礼かとも思いました。
外箱の青は故<東山魁夷>画伯の装丁を頂き、御遺族はもとより当時の著名な方々の協力のもとに
昭和28年に発刊されました。
(当時1000円で収益に余剰金があった場合は故人の顕著費用にと事記載あり)

《後書き》
「 戦犯者として我々四千人は世界の憎悪の只中に於て或いは刑場の露と消え或いは八年に亘って
内外の獄舎に繋がれてきた。(中略)然るに刑死、獄死せる囚友の遺稿を見るに自己の死よりも
肉親を思い国家世界を憂えて平和再建への切々たる祈りを遺している。(中略)募集した資料は
遺書以外に日記、手記、随筆、詩歌、書欄、伝言、すべてに亘っている。
旧軍用便箋の他、包装紙、便所用チリ紙、煙草の巻紙、書物の余白、敷布の端切れ、シャツ、板等
に多くは鉛筆で書かれたが墨、ペン、血書もあった。(後略)」

重い重い書籍ですが戦争関連の書籍を読み、軍事関係の品を収集し、祖父の戦争体験などを聞いて
興味を持った最終はこちらの書籍で終了して平和の良さを実感して頂ければと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・父上様 母上様 遺書をよむ父母の心を思ふとはるかに居ます方ぞおろがむ・・・・・ 昭和20年10月10日
・まごころの道に貫く益良夫はほほゑみのぼる絞首台上・・・・・・・・・・・・・・・・昭和21年7月15日(陸軍大尉 29歳)
・いざさらば再起日本の礎石てふ誇りに生きて雄々しく死なむ・・・・・・・・・・・昭和昭和23年10月15日(海軍少将 55歳)
・ほね拾ふ友無き野辺にくちるとも天翔けるたま国をまもらん・・・・・・・・・・・・・昭和22年9月27日(陸軍大佐 57歳)
・君の為国の為にと一筋に尽せし誠あだになるとは 故郷に育ておきたる若桜浮世の風に時を忘るな

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

世紀の遺書

アマゾンで購入する
講談社から発売された世紀の遺書(JAN:9784062008365)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.