マンガ 化学式に強くなる―さようなら、「モル」アレルギー (ブルーバックス) の感想
参照データ
タイトル | マンガ 化学式に強くなる―さようなら、「モル」アレルギー (ブルーバックス) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鈴木 みそ |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062573344 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 化学 » 一般 |
購入者の感想
この本は他の化学に関するまんが本と比べてもかなりまんがも内容もレベルが高い。レベルが高いといっても取り扱っている内容は化学反応式とモルの初歩的な内容でそれを丁寧にほぼまんがだけで理解させようとしており、順をおっていけばまんがだけでもきちんと理解できる。分量の割にこのテーマの少なさも良い方向に働いている。歴史もののまんがはよくできているものが多いが、理科関係で高校レベルの内容でここまでよくできている物は数少ない。
「科学をあなたのポケットに」がモットーのブルーバックスシリーズ。
この本もその中の一冊。
だからマンガだからといって侮ってはイケナイ。
これでも高校化学I+II(新課程)のモルや、イオン反応、周期表の性質等、
各々の基本部分はキッチリ説明されており、高校一、二年生にオススメ。
だが、やはり電池や、有機化学といった複雑なところは書かれていない。
「ココが分からないのに~」という人も多いので、ちょっとイタイところかもしれない。
それでも、原作者も二九冊を参考文献にして、マンガ作者も原作からコマを割るのに五年近く費やした、
という努力は実をむすび、今ココに非常に分かりやすい参考書が存在しているといえる。
先述したモル等の分野については、並の参考書なら一ページの説明だけですますトコを、
本書ではその五倍はページを割く。
化学でつまづく人は、ほとんどがこの本で紹介されている分野で失敗し、(つまり出端をくじかれ、)
それっきり化学アレルギーになってしまった、という人が多いのではないか。
高校一、二年生にもオススメだが、かつて化学に関してもっていたプレッシャーから解放されたい人にもオススメ。
この本もその中の一冊。
だからマンガだからといって侮ってはイケナイ。
これでも高校化学I+II(新課程)のモルや、イオン反応、周期表の性質等、
各々の基本部分はキッチリ説明されており、高校一、二年生にオススメ。
だが、やはり電池や、有機化学といった複雑なところは書かれていない。
「ココが分からないのに~」という人も多いので、ちょっとイタイところかもしれない。
それでも、原作者も二九冊を参考文献にして、マンガ作者も原作からコマを割るのに五年近く費やした、
という努力は実をむすび、今ココに非常に分かりやすい参考書が存在しているといえる。
先述したモル等の分野については、並の参考書なら一ページの説明だけですますトコを、
本書ではその五倍はページを割く。
化学でつまづく人は、ほとんどがこの本で紹介されている分野で失敗し、(つまり出端をくじかれ、)
それっきり化学アレルギーになってしまった、という人が多いのではないか。
高校一、二年生にもオススメだが、かつて化学に関してもっていたプレッシャーから解放されたい人にもオススメ。
高校生用の化学の教科書を、第一章だけ抜き出して、詳しく・やさしく・丁寧に書きあげたような本です。
入門書と呼ばれる化学の本はたくさんありますが、そのほとんどは化学の概観をつかんでもらおうという意図で書かれていて説明が浅いため、読み進むにつれどんどん理解できなくなってくることがままあります。その点、本書は、最も基本的で重要な元素とモルのことに絞って書かれていて、教科書の導入部分が一冊の本になったという感じです。教科書で20ページほどで扱っているところを、263ページのマンガで解説しているのですから、単純に計算してその分かりやすさは約13倍!(ほんとうかー?) 最初の150ページほどを割いて、元素と化学式の基礎を教えてくれます(とにかく丁寧で深い!)。そして残りで、モルについて説明しています。
マンガで描かれた科学の解説物は多いのですが、マンガが解説をより分かりやすくしてくれていて、しかもスラスラ読めるようにしてくれている稀な本だと思います。私は、通勤の3時間で読みました。化学が分からないまま社会人になってしまった方にお勧めです。
入門書と呼ばれる化学の本はたくさんありますが、そのほとんどは化学の概観をつかんでもらおうという意図で書かれていて説明が浅いため、読み進むにつれどんどん理解できなくなってくることがままあります。その点、本書は、最も基本的で重要な元素とモルのことに絞って書かれていて、教科書の導入部分が一冊の本になったという感じです。教科書で20ページほどで扱っているところを、263ページのマンガで解説しているのですから、単純に計算してその分かりやすさは約13倍!(ほんとうかー?) 最初の150ページほどを割いて、元素と化学式の基礎を教えてくれます(とにかく丁寧で深い!)。そして残りで、モルについて説明しています。
マンガで描かれた科学の解説物は多いのですが、マンガが解説をより分かりやすくしてくれていて、しかもスラスラ読めるようにしてくれている稀な本だと思います。私は、通勤の3時間で読みました。化学が分からないまま社会人になってしまった方にお勧めです。