メス化する自然―環境ホルモン汚染の恐怖 の感想
参照データ
タイトル | メス化する自然―環境ホルモン汚染の恐怖 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | デボラ キャドバリー |
販売元 | 集英社 |
JANコード | 9784087732825 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 思想・社会 » エコロジー |
購入者の感想
フロリダの湖で捕獲された生殖不能な雄のワニの血液サンプルの分析結果は「エストロゲン値が通常の倍、テストステロンの値が低下」。セーヌ川のウナギは「雌性化」。人間では精子の数の激減。これらは最近の話ではなく、1990年代の話だ。その原因は農薬や工業製品だけではなく、プラスチックから溶け出したホルモン類似物質だという。
この本では、全世界で起きている異変(特にヒトの身体の異変)について詳しくリポートし、原因と思われる環境ホルモンの種類についても詳しく説明がなされている。だが、必要以上に煽るような内容ではなく、事実を淡々と書いてあるのも好感が持てる。出版されたのは1998年だが、今も状況は変わらず、ますますひどくなっていることが予想される。ぜひお勧めしたい1冊。
この本では、全世界で起きている異変(特にヒトの身体の異変)について詳しくリポートし、原因と思われる環境ホルモンの種類についても詳しく説明がなされている。だが、必要以上に煽るような内容ではなく、事実を淡々と書いてあるのも好感が持てる。出版されたのは1998年だが、今も状況は変わらず、ますますひどくなっていることが予想される。ぜひお勧めしたい1冊。