ここは私たちのいない場所 の感想
参照データ
タイトル | ここは私たちのいない場所 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 白石 一文 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784103056553 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » さ行の著者 |
購入者の感想
哲学的で小難しいところもあるけど、ブレないところがやっぱ好きです。
人生や人との絆のことを、頭ん中でグルグルと考えちゃうあたりが私に似てるんですよね。
私は好きだけど、 読めば読むほど“好き嫌いがはっきりわかれる作家”という印象が強くなりますw
人によってはすんごく退屈に感じるだろうとも思います。
釈尊やイエスが肉欲を戒め、聖職者に性交を禁じているのは
「人類の存続を全否定しているから」という解釈にはびっくり仰天したけれど、
主人公の社会での立ち位置が変わると、それは「子供を作るな」と言っているわけではなく、
むしろ「大人になるな」「可能な限り子供でいなさい」と説いているのではないか?という考えに変化していきます。
独身で子供もいない主人公とは少し違いはあるけれど、 私も結婚はしてるけど子供はいません。
その件に対して負け意識はないし、それならそういう生き方を謳歌しようという気持ちで生きているけれど、
主人公のこの解釈には救われる気がしました。
淡々としているようで、実は奥が深すぎるほど深いです。
特に主人公と珠美の場面が好き。これぞ大人の恋愛だと思います。
人生や人との絆のことを、頭ん中でグルグルと考えちゃうあたりが私に似てるんですよね。
私は好きだけど、 読めば読むほど“好き嫌いがはっきりわかれる作家”という印象が強くなりますw
人によってはすんごく退屈に感じるだろうとも思います。
釈尊やイエスが肉欲を戒め、聖職者に性交を禁じているのは
「人類の存続を全否定しているから」という解釈にはびっくり仰天したけれど、
主人公の社会での立ち位置が変わると、それは「子供を作るな」と言っているわけではなく、
むしろ「大人になるな」「可能な限り子供でいなさい」と説いているのではないか?という考えに変化していきます。
独身で子供もいない主人公とは少し違いはあるけれど、 私も結婚はしてるけど子供はいません。
その件に対して負け意識はないし、それならそういう生き方を謳歌しようという気持ちで生きているけれど、
主人公のこの解釈には救われる気がしました。
淡々としているようで、実は奥が深すぎるほど深いです。
特に主人公と珠美の場面が好き。これぞ大人の恋愛だと思います。