BASIC/98 Ver.5 の感想

もうずいぶんな昔のように思えるが、あの頃からそんなに年月は経っていない、
BASICという言語を使えば、自分でも自由にプログラムを作成できると知って、
有頂天になってかじりついたものだった。
当時、わたしは統計学の初歩段階を歩んでいた。手回し計算機をガチャガチャいわせて、面倒な計算に明け暮れていた。BASICは、その苦労を半減してくれた。
あれから、数十年。いま、わたしは再びBASICにとりつかれている。
痴呆症防止のための、知的遊具として、BASICにとりつかれている。
簡単なゲームを考案し、そのプログラムを書いているのだ。
これが、実に面白い。思わぬところに潜んでいるバグのために、想像を超えた異常事態に陥り、それを克服するために、バグ拾いに集中する。その都度、人間の思考の特性に改めて感心させられている。
BASICを、ツールとしてでなく、あるいは教材としてではなく、高級な知的遊具として、
充実した毎日を送っている。BASIC/98は、知的玩具としても、買い物としても決して高くないと考えている。
、