アリババ 中国eコマース覇者の世界戦略 の感想
参照データ
タイトル | アリババ 中国eコマース覇者の世界戦略 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ポーター・エリスマン |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784105069513 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » 実践経営・リーダーシップ » 経営学 |
購入者の感想
ITネット革命以降、今日まで続いている日本経済低迷の大きな原因のひとつは、日本から世界に通用するようなネット企業が生まれなかったことです。その意味で、日本から見れば後発で、しかも、様々な規制に縛られた中国から「アリババ」という世界的なネット企業が誕生したこととには、われわれ日本人にとっても大きな衝撃であるとともに、極めて興味深くもあります。本書の執筆者であるエリスマン氏は、アリババが急成長を遂げた時期に副社長を務めた人物ですが、カリフォルニア州パロアルト生まれでスタンフォード大学卒業という彼の履歴が象徴しているように、アリババ成功の影には、米中の綿密な連携がありました。ケンカしているように見えて裏では手を握りあっているといわれる米中関係の奥深さを、ここにも垣間見た気がします。
黎明期のアリババにポンと数十億円を投資した孫正義氏の先見の明には改めて驚かされましたが、この資本関係故にアリババが日系企業として排斥されそうになったというエピソードには、中国という国のカントリーリスクを実感しました。
最終章にアリババ成功の秘訣が40の言葉でまとめてあり、とても参考になりました。
黎明期のアリババにポンと数十億円を投資した孫正義氏の先見の明には改めて驚かされましたが、この資本関係故にアリババが日系企業として排斥されそうになったというエピソードには、中国という国のカントリーリスクを実感しました。
最終章にアリババ成功の秘訣が40の言葉でまとめてあり、とても参考になりました。