The Power of the Playwright's Vision: Blueprints for the Working Writer の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

自然主義？リアリズム？と一度でも悩んだことのある方におすすめ。
かといって難しい言葉で、難しく解説されているわけではありません。
世界の名作戯曲のなかから、実例を引いて、とても馴染み易くしてあります。
え、なに？そういうことだったの？ということが、たくさん書いてあります。
作品にその作家がこめる人生観＝ヴィジョンがどう反映されるのか。
自分のヴィジョンをみつけるために、先人たちの作品をどう活かせばよいのか。とても、親身になって説明してくれます。
最近、近現代劇作家の頭の中が気になってしょうがないというあなた、
劇作家・演出家の坂手洋二さんがアメリカより持ち帰った本書(あとがきより)を手に取ってみてはいかがでしょうか。