クライ・ムキのはじめてぬう、かっぽう着とエプロン―S・M・Lの実物大型紙つき (主婦の友生活シリーズ) の感想

市販の割烹着に気に入るものがないのでこの本を購入しました。
店頭になかったのでamazonにて購入しましたが、正直、中を読んでからでは
買うことはなかったでしょう。
なぜなら自分の作りたいサイズのLサイズの必要生地幅が115ｃｍ以上の
指定となっていたからです。
こちらの表紙の割烹着は、前身ごろと後ろ見ごろが一体化した型紙を使用しており、
そのために必要尺幅の応用が利かないので生地幅に制限ができてしまい、
Lサイズでは115ｃｍ以上の幅の生地を使用とあります。
しかし最近の生地幅は110ｃｍがほとんどです。
これでは作りたい生地で作ることができません。自作なので自分の好きな生地で
作りたいと思っても・・・。
型紙を横にして裁ってはどうだろうかとも思いましたが、わたしが作りたいのは
応用した長い割烹着なので、それは無理です。脇のところで裁って継いでは？とも
思いましたが、何せあまり裁縫をしたことがない初心者なのでそれも不安です。
また別のVネックの割烹着は前身ごろと後ろ身ごろが分断されている型紙で、
必要生地幅はLサイズでも110ｃｍなのですが、こちらの方は表紙の割烹着に比べて
袖ぐりが小さくやはり私の作りたいものとは違います。
S・MサイズとLサイズでは購入する生地の長さが違うということは覚悟していましたが、
まさか生地幅に指定があるとは思っていなかったので、初心者は途方に暮れています。
タイトルにも「はじめてぬう」とありますし、初心者の強い味方である
クライ・ムキさんの本だからと期待していた読者を裏切る内容では？
Lサイズの人の110ｃｍ幅での応用編などを考える、または表紙に必要生地幅の記載を
するべきだったと思います。
またはLサイズは参考程度にするなどの配慮があってもよかったと思います。