「南京事件」の探究―その実像をもとめて (文春新書) の感想

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タイトル「南京事件」の探究―その実像をもとめて (文春新書)
発売日販売日未定
製作者北村 稔
販売元文藝春秋
JANコード9784166602070
カテゴリ歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般

購入者の感想

新聞が主なメディアであった時代は、新聞社が記事を時に切り貼り、時に捏造して国民を欺く事ができた。しかし近年インターネットの発達により、いかに新聞社が特定の思想で国民を欺こうとしても、たちまち真実が追究できるようになっている。1996年、原爆ドームの世界遺産への登録により高まる原爆への批判を別のものに向けさせようと、中国に対して反日宣伝工作を認めていたアメリカも、さすがに今日、インターネットなどのメディアで検証される「南京事件」の冤罪性を認識して、2004年12月6日「New York Times」は「China’s Textbook Twist and Omit History」と題した記事の中で、中国の教育の偏向と、過去の歴史の認識の誤りを痛烈に批判するに至った。
最近の津波で15万人が亡くなりその遺体の処理に想像を超える労力を要しているのに、1台の車で1カ月の間に10万あまりの死体を運び、全て埋葬したといわれても信じがたいと感じた世界の人々も増えた事だろう。中国は今後、「南京事件」の捏造を訴えれば訴えるほど、世界の世論から孤立する時代に入ったと言ってもいいだろう。
さて、「南京事件」の決着は着いてきたかにみえる今日だが、本書の特筆すべき内容は、南京虐殺があった・なかったという議論を超えて、なぜ南京虐殺という嘘が蔓延してしまったかの検証にまで踏み込んでいる事で興味深い。

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