患者だからわかる 成人・小児ぜんそく (患者の会がつくる) の感想
参照データ
タイトル | 患者だからわかる 成人・小児ぜんそく (患者の会がつくる) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | NPO法人日本アレルギー友の会 |
販売元 | 小学館 |
JANコード | 9784093046527 |
カテゴリ | 暮らし・健康・子育て » 家庭医学・健康 » 家庭療法・医学 » アレルギー |
購入者の感想
内容はタイトル通りで、患者の会がつくった喘息読本です。
小児科医の私の視点から見ると「患者さんと医師の橋渡し」の役割を担う良書。監修されている医師もアレルギー学会の重鎮〜御意見番の先生方なので安心です。
喘息と診断された患者さんは、日々発作の不安に悩まされます。医師の指示通り薬を使っているのに症状がよくならないと更に不安が増します。そんなときに誰に相談したらよいか・・・そのような修羅場をくぐり抜けてきたベテラン喘息患者さん達(つまり「日本アレルギー友の会」)が受け止めてくれるととても心強いことでしょう。この会のような窓口があると助かる方がたくさんいると思います。
というわけで、悩める患者さんにはお勧めの1冊です。
医師の説明をQ&A方式でかみ砕いて説明する一方で、患者さんが抱きがちな心配・不安に丁寧に答えています。
内容は「上手な医師との付き合い方」にも及んでいます。
ここで、本の中から一部抜粋を(Q11:38ページ)。
Q:評判のよいお医者さんに行ったのですが、自分には合わないようです。こんな時はどうすればよいでしょうか。
A:・・・何人もの専門医を受診して「あそこもだめ、ここもだめ」という状態だとしたら、患者側の受診の仕方に問題はないでしょうか。・・・医師は言われたことを守らない患者さんに対して不信感を抱くこともあります。このような類のことで、医師に叱られたから相性が合わない、などということはないですか?
確かに指導した環境整備をせず処方した薬を使わずに「調子が悪い」と云われても困ってしまいます。
少し気になったのは、医学的な解説になると「だそうです」「といわれているようです」と語尾が推測になり曖昧になりがちな点。その部分は医師に任せた方がよかったのでは、と思いました。
内容では、
Q:食物アレルギーが喘息の原因になるか?
という項目では、回答に違和感がありました。
小児科医の私の視点から見ると「患者さんと医師の橋渡し」の役割を担う良書。監修されている医師もアレルギー学会の重鎮〜御意見番の先生方なので安心です。
喘息と診断された患者さんは、日々発作の不安に悩まされます。医師の指示通り薬を使っているのに症状がよくならないと更に不安が増します。そんなときに誰に相談したらよいか・・・そのような修羅場をくぐり抜けてきたベテラン喘息患者さん達(つまり「日本アレルギー友の会」)が受け止めてくれるととても心強いことでしょう。この会のような窓口があると助かる方がたくさんいると思います。
というわけで、悩める患者さんにはお勧めの1冊です。
医師の説明をQ&A方式でかみ砕いて説明する一方で、患者さんが抱きがちな心配・不安に丁寧に答えています。
内容は「上手な医師との付き合い方」にも及んでいます。
ここで、本の中から一部抜粋を(Q11:38ページ)。
Q:評判のよいお医者さんに行ったのですが、自分には合わないようです。こんな時はどうすればよいでしょうか。
A:・・・何人もの専門医を受診して「あそこもだめ、ここもだめ」という状態だとしたら、患者側の受診の仕方に問題はないでしょうか。・・・医師は言われたことを守らない患者さんに対して不信感を抱くこともあります。このような類のことで、医師に叱られたから相性が合わない、などということはないですか?
確かに指導した環境整備をせず処方した薬を使わずに「調子が悪い」と云われても困ってしまいます。
少し気になったのは、医学的な解説になると「だそうです」「といわれているようです」と語尾が推測になり曖昧になりがちな点。その部分は医師に任せた方がよかったのでは、と思いました。
内容では、
Q:食物アレルギーが喘息の原因になるか?
という項目では、回答に違和感がありました。