ローマ人の物語 (8) 危機と克服 の感想
参照データ
タイトル | ローマ人の物語 (8) 危機と克服 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 塩野 七生 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784103096177 |
カテゴリ | 歴史・地理 » 世界史 » ヨーロッパ史 » ヨーロッパ史一般 |
購入者の感想
皇帝ネロの後、当面の混乱期はあったものの、適切なリーダーをかつぎ出して、事態を収拾したローマ人。強いリーダーシップをとれるトップがいず、国民がしらけている混乱期の状況は、今の日本と非常に似ています。ここで、日本がヴェシパシアヌスのような皇帝を見つけて、五賢帝の時代へ突入できるか・・。いくら機能していないとはいえ、適切なリーダーを探しだせる能力は日本の国会よりも、ローマの元老院の方が高かったのでしょう。
塩野さんの作品は、小説としてのおもしろさに加え、作家の目でさまざまな古文書・資料を研究しして、私たちにもわかりやすいように歴史の説明がされています。客観的なようでいながら、著者の思い入れが各地に散りばめられいる(このシリーズの4巻・5巻、カエサルの記!述を読めばほとんど恋愛感情に近い思いで記述されてます・・)ところが、同じ女性として歴史小説をおもしろく読めるところでしょう。
塩野さんの作品は、小説としてのおもしろさに加え、作家の目でさまざまな古文書・資料を研究しして、私たちにもわかりやすいように歴史の説明がされています。客観的なようでいながら、著者の思い入れが各地に散りばめられいる(このシリーズの4巻・5巻、カエサルの記!述を読めばほとんど恋愛感情に近い思いで記述されてます・・)ところが、同じ女性として歴史小説をおもしろく読めるところでしょう。