経済学大図鑑 の感想
参照データ
タイトル | 経済学大図鑑 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ナイアル・キシテイニー |
販売元 | 三省堂 |
JANコード | 9784385162225 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済学 |
購入者の感想
103項目の経済事象を主な学者・思想家の見解をもとに、彼に影響を与えた者たちと、彼から影響を受けた者たちを一覧で展開するというまことにもって便利な経済学史の入門書。紀元前のプラトン、アリストテレスの思想から、21世紀の住宅供給市場の破綻に至るまでの項目を、一字一句漏らさず、しかも一気読みに徹すれば、経済から見た世界史概観!っていう感じになる。
103項目のうち、第二次世界大戦後から現代に至るまででほぼ半数を占める。それほど、現代の経済及び経済学の動きはめまぐるしいものがあるっていうことなんだろう。本書の同じシリーズで「哲学」があるが、翻訳者は同じく、経済学に関してはド素人の小須田センセがやってる。若田部センセがどこまで監修したのかどうかわからないけど、なかなかうまく翻訳できていると思う。というより、各経済学者の主著ないし考え方のさわりの部分だけを案内するという内容なので、文章自体がそれほど難しくはない。"leverage"を、通常は「レヴァレッジ」と、そのままカタカナで訳出してしまうんだけど、ここでは「テコ入れ」って訳する雰囲気・・・・・これはこれで、さすが、そういう風に感じるのか!っていう風情(!)があってなかなか面白い(で、これはこれで当たってる)。
主要著作・論文のリストも載っているので、興味のある分野については、ここからさらに発展的に読んでいけばいいんだろう。初学者のほか、経済学再勉強の社会人にもおすすめ!
103項目のうち、第二次世界大戦後から現代に至るまででほぼ半数を占める。それほど、現代の経済及び経済学の動きはめまぐるしいものがあるっていうことなんだろう。本書の同じシリーズで「哲学」があるが、翻訳者は同じく、経済学に関してはド素人の小須田センセがやってる。若田部センセがどこまで監修したのかどうかわからないけど、なかなかうまく翻訳できていると思う。というより、各経済学者の主著ないし考え方のさわりの部分だけを案内するという内容なので、文章自体がそれほど難しくはない。"leverage"を、通常は「レヴァレッジ」と、そのままカタカナで訳出してしまうんだけど、ここでは「テコ入れ」って訳する雰囲気・・・・・これはこれで、さすが、そういう風に感じるのか!っていう風情(!)があってなかなか面白い(で、これはこれで当たってる)。
主要著作・論文のリストも載っているので、興味のある分野については、ここからさらに発展的に読んでいけばいいんだろう。初学者のほか、経済学再勉強の社会人にもおすすめ!