金枝篇―呪術と宗教の研究〈2〉呪術と王の起源〈下〉 の感想
参照データ
タイトル | 金枝篇―呪術と宗教の研究〈2〉呪術と王の起源〈下〉 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | J.G. フレイザー |
販売元 | 国書刊行会 |
JANコード | 9784336044938 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 宗教 » 原始宗教 |
購入者の感想
今回中心になっているのは,木と火です。ともに関連性が無いように思えるかもしれませんが,木はヨーロッパ中に生えており,それがきっかけで命の根源を表象したものになったということが多くの事例から明かされていきます。また,それがきっかけで擬人化して扱われ,男女の性交が植物や木の豊饒を祈るもbのになったことが書かれています。
火は,火きり(火起し)は男女の性交を表すものになり,それが転じて豊饒の意味を示すということが明かされていきます。
また,両方に共通することは,植物は枯れて再生し,火きりは,燃えも,火となって再生する再生の模倣呪術であることが判明します。
読むのは大変ですが,読むと模倣呪術がなぜ必要なのか,人間にとって呪術と宗教とは何か考えさせられます。
火は,火きり(火起し)は男女の性交を表すものになり,それが転じて豊饒の意味を示すということが明かされていきます。
また,両方に共通することは,植物は枯れて再生し,火きりは,燃えも,火となって再生する再生の模倣呪術であることが判明します。
読むのは大変ですが,読むと模倣呪術がなぜ必要なのか,人間にとって呪術と宗教とは何か考えさせられます。