ここで待ってる (キャラ文庫) の感想

凪良先生の家族もの好きなのですが、既刊の「お菓子の家 〜un petit nid〜」の焼き直し感があります…

受け攻めの抱える事情を逆にしただけで、大まかな設定は一緒のように思いました
（親友の死、残された妻子の面倒を見ている、義務感から恋愛は避けている等々）
ただこちらの方が少し外野のキャラが多い上、その人達との関係はほぼ何も改善されることなく
棚上げ状態で終わってしまうので、読後にすっきりしなささが残りました。

「お菓子の家」が好きでしたので、あらすじを読んで飛び付いたのですが、着地点となる一部のキャラの
心情の動かし方が全く一緒で、勿体なさを感じてしまいました。