ログ・ホライズン10 ノウアスフィアの開墾 の感想

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参照データ

タイトルログ・ホライズン10 ノウアスフィアの開墾
発売日2015-09-30
製作者橙乃ままれ
販売元KADOKAWA/エンターブレイン
JANコード9784047306745
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

もっと、面白くなるのはこれからかな。
期待してます。
主人公のグダグダ悩むのが良い。
人生は悩みと共に・・・

私はログ・ホライズンは書籍の他に、ネットでの原作、他のスピンオフ作品を読んでいて、アニメも視聴していました。
それを踏まえての感想です。

待ちに待った新刊……なのですが、タイトル通り、メディアミックス化したことの弊害を強く感じる話でした。
以下、気になった点。

・結婚の典災、カマイサルについて。
ダイジェストっぽく顛末の書かれたアニメと違って、小説では丸々カットで事後報告のみ。
おそらくこの件が詳しく書かれるのがスピンオフ、『西風の旅団』だと思うんですが、「◯◯を見た方がより面白い」ではなく「◯◯を見ないとわからない」というエピソードを入れるのは、作品の完成度を下げる印象があります。
個人的に、カマイサルの件については後者の印象を抱きました。

・何よりもこの章の内容自体が、既にアニメでは最終回として放送されたストーリーだということ。
更に言うなら、アニメの仕事で忙しかったのか、それとも例の事件でスケジュール自体が狂ったのか、ネットでの原作さえもアニメに追い越されたという、なんとも皮肉な状況になったこの章。
アインスの苦悩やリーゼの心境の変化等はアニメと違って丁寧に書かれていたし、戦闘はアニメよりも見応え(読み応え)があったと思います。
アニメとは違う箇所もありました。
でもそれでも大筋の流れは既にアニメでやったもののため、どうしても今までの話に感じたような新鮮味、いい意味での衝撃をこの巻の内容からは感じませんでした。
アニメの補完小説という先入観ができてしまっていたというか…。

決して面白くなかったわけではなく、むしろ面白かったんですが、上記の理由からどうしても物足りなさというか、勿体なさが拭いきれずに楽しみきれなかった今巻。
アニメもひとまずは最終回を迎えたので、もうこんなことはないことを願いたいです。

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