慢性疼痛・脳神経疾患からの回復―YNSA山元式新頭鍼療法入門 の感想
参照データ
タイトル | 慢性疼痛・脳神経疾患からの回復―YNSA山元式新頭鍼療法入門 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 加藤 直哉 |
販売元 | 三和書籍 |
JANコード | 9784862511126 |
カテゴリ | ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 伝統医学・東洋医学 » 鍼灸 |
購入者の感想
日本国内では「知る人ぞ知る」治療法ですが、世界的には有名なYNSAというハリ治療についてわかりやすく解説された本です。
本書で解説されるYNSA(Yamamoto New Scalp Acupuncture=山元式新頭針法)とは「頭皮の特定の場所を刺激することでほとんどの病気に良い影響を及ぼすことができる」というハリを用いた技術で、宮崎の山元敏勝医師が試行錯誤の末に見出したものです。
しかし発表した70年代当時は、医師仲間からは頭にわずかな刺激をするだけで病気や痛みを治せるなど荒唐無稽なものとされ、ハリを専門に扱う鍼灸師にとっても当時技術の中心だった「基本点」はなじみのある12経絡とはあまり関連しない治療法であったことから関心を示されず、国内ではこれまでほとんど注目されてきませんでした。
しかし山元医師は英語やドイツ語が堪能であったことからこの技術を海外で紹介したところ、その奇跡のような治療効果が説得力となって様々な国や地域で広がりを見せました。
たとえばドイツでは教科書の中に日本鍼灸として唯一YNSAのみが正式に掲載され、制限はあるものの一部保険治療も認められています。
またブラジルでもYNSAによる保険治療が認められ、前大統領の肝入りで山元医師の名前を冠した病院も建てられているとのことです。
結果としてそうした国々から逆輸入される形で近年日本でも注目され始め、本書はその声に応えて出版に至ったようです。
本書は山元氏の直弟子にあたる医師によって著されたものです。
まずこのハリ治療の理論が詳細に述べられていました。
初級編としては、全身の各部位を反映する頭部の治療点が紹介されています。
カラダの各部位に対応する基本点、目や鼻などの感覚器に対応する感覚点、脳に対応する脳点などを挙げていました。
中級編では各臓器に対応した内臓点と、それを診断するための首診の方法が説明されていました。
他にもこの治療法が生まれた経緯、症例報告を交えた治療マニュアル、患者の体験談などについて詳細に述べられ、特に白眉といえるのがこの治療法の弱点やうまくいかなかった無効例までも正直に書かれていることです。
本書で解説されるYNSA(Yamamoto New Scalp Acupuncture=山元式新頭針法)とは「頭皮の特定の場所を刺激することでほとんどの病気に良い影響を及ぼすことができる」というハリを用いた技術で、宮崎の山元敏勝医師が試行錯誤の末に見出したものです。
しかし発表した70年代当時は、医師仲間からは頭にわずかな刺激をするだけで病気や痛みを治せるなど荒唐無稽なものとされ、ハリを専門に扱う鍼灸師にとっても当時技術の中心だった「基本点」はなじみのある12経絡とはあまり関連しない治療法であったことから関心を示されず、国内ではこれまでほとんど注目されてきませんでした。
しかし山元医師は英語やドイツ語が堪能であったことからこの技術を海外で紹介したところ、その奇跡のような治療効果が説得力となって様々な国や地域で広がりを見せました。
たとえばドイツでは教科書の中に日本鍼灸として唯一YNSAのみが正式に掲載され、制限はあるものの一部保険治療も認められています。
またブラジルでもYNSAによる保険治療が認められ、前大統領の肝入りで山元医師の名前を冠した病院も建てられているとのことです。
結果としてそうした国々から逆輸入される形で近年日本でも注目され始め、本書はその声に応えて出版に至ったようです。
本書は山元氏の直弟子にあたる医師によって著されたものです。
まずこのハリ治療の理論が詳細に述べられていました。
初級編としては、全身の各部位を反映する頭部の治療点が紹介されています。
カラダの各部位に対応する基本点、目や鼻などの感覚器に対応する感覚点、脳に対応する脳点などを挙げていました。
中級編では各臓器に対応した内臓点と、それを診断するための首診の方法が説明されていました。
他にもこの治療法が生まれた経緯、症例報告を交えた治療マニュアル、患者の体験談などについて詳細に述べられ、特に白眉といえるのがこの治療法の弱点やうまくいかなかった無効例までも正直に書かれていることです。