黒子のバスケ 9 [DVD] の感想

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黒子のバスケ最終回の巻です。
桐皇vs海常戦はとにかく試合の動きが素晴らしいです。
選手は当然ながら審判でさえ驚きの動きです。初見の感動のまま予約をしました。繰り返し見ても全く飽きません。
黄瀬の心情変化にスポットが当たるこの話はどちらが勝者になるのか予想できずリアルタイムで本誌を読んでいた際は非常に面白かった記憶があります。
その面白かった原作を壊すことなく、その上アニメという媒体の良さが発揮された良作となっていたと思います。

そして原作準拠のためには主人公不在の試合で終わってしまう流れでしたが、きちんとそのフォローもありました。
黒子と火神のちょっとしオリジナルエピソードを入れることで主人公がぶれることもなかったのではないでしょうか。

特典ＣＤに関しては完全に原作にはないものなので賛否は分かれるのは仕方ないと思います。
キャラクターに対する解釈がファンの中で分かれる現状では、どの特典ＣＤでも言えることですが、どうしてもズレが出てしまうものでしょう。
そのことを踏まえて肩の力を抜いて聞くととても楽しいものだったと思います。
キセキの5人と黒子、皆評価を下げないまま個性を出す描写もあり、脚本の方によるそれぞれのファンへの配慮が感じられました。
この6人が好きな方には楽しめる人も多いのでは。

しかし特典はあくまでもおまけであってメインは本編のアニメです。
特典で賛否が分かれようとも本編は文句ない出来となっているので購入する価値は十分すぎるほどかと思われます。