女心と秋の空 (幻冬舎文庫) の感想

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参照データ

タイトル女心と秋の空 (幻冬舎文庫)
発売日2015-08-05
製作者中谷 美紀
販売元幻冬舎
JANコード9784344423763
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » な行の著者

購入者の感想

 「パピルス」V0.3〜VO.42連載がおもな内容のエッセイになっています。あとは朝日新聞に掲載された2007年のエッセイが4つ、雑誌が3つ、書き下ろしがひとつで、聡明で観察眼の鋭い文章は、ほどよく読者との距離をとっているようで、女優でここまで多方面にわたって書けて読ませる女(ひと)では、故・高峰秀子ぐらいでしょうか?複雑なファン心理で、どちらも甲乙つけがたいですが、中谷さんには若い分色香というものを感じます。

 最初「パピルス」誌上で連載をはじめた時は20代だったそうで、その頃の中谷さんの心境などが綴(つづ)られて、最近いきなり「嫌われ松子の一生」を観て、中谷さんの「女優魂」ともいえるようなその凄さにビックリして、昔からの贔屓の方々には申し訳ないような気もするのですが、遅ればせながらの中谷美紀ファンとしては、発売日を楽しみにしていました。写真も美しく上質紙で大きさもコンパクトで、一気読みがもったいないと考える方には、外出時のおともなどにも良いと思いました。しかし、本当に味わい深い文書を書かれる方で、これからもエッセイ期待しています。映画通のようなので、映画のレビューなども読んでみたいです。

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幻冬舎から発売された中谷 美紀の女心と秋の空 (幻冬舎文庫)(JAN:9784344423763)の感想と評価
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