古代エジプト文明 世界史の源流 (講談社選書メチエ) の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

日本人著作による、古代エジプト文明についての貴重な一冊。高校の世界史で習った事項を取り上げながら古代エジプト文明について語っているので、ただ単に“古代エジプトに興味を持っている”という人も読みやすいのではないでしょうか？個人的には「第３章アクエンアテン王の宗教改革と多神教世界」が興味深かったです。ついつい古代エジプトそのものだけに目がいきがちですが、その周辺地域との関わりも重要なんだなと思えた一冊。こんな意見もあるのかと改めて知ることができたり自分はこう思うなと考えることができたりしたのでこういった本がこれからも著者や、そして他の研究者から沢山出版されることを望みます。