ロマンとソロバン―マツダの技術と経営、その快走の秘密 の感想
参照データ
タイトル | ロマンとソロバン―マツダの技術と経営、その快走の秘密 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 宮本喜一 |
販売元 | プレジデント社 |
JANコード | 9784833450751 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » 産業研究 » 自動車・機械 |
購入者の感想
私は20代のエンジニアです。
Facebookを見ていると時々、同世代の車購入報告が上がっています。そして写真を見ると何故か必ずMAZDA車なのです。
なぜみんなMAZDA車を選ぶのかという漠然とした疑問から、本書に興味が湧き手に取りました。
よく分かっていなかったスカイアクティブという言葉やMAZDAが歩んできた道のり(特に2000年以降)についての理解が深まりました。
あと日々夢を追いかけ苦労をしている技術者がこの本を読むと泣いてしまうかもしれません。家で読みましょう。
Facebookを見ていると時々、同世代の車購入報告が上がっています。そして写真を見ると何故か必ずMAZDA車なのです。
なぜみんなMAZDA車を選ぶのかという漠然とした疑問から、本書に興味が湧き手に取りました。
よく分かっていなかったスカイアクティブという言葉やMAZDAが歩んできた道のり(特に2000年以降)についての理解が深まりました。
あと日々夢を追いかけ苦労をしている技術者がこの本を読むと泣いてしまうかもしれません。家で読みましょう。
2001年の苦渋のリストラから、翌年のZoomZoom宣言、技術的に中庸であることを強要されたフォードとの決別を模索した2005年~2007年のマツダアドバンスメントプランの発表、リーマンショックと過度の円高、東日本大震災と続く経営危機、2012年社運をかけ新しい市場を創造すべく発売したフルSKYACTIV商品第一弾のCX-5、過去の単発ヒット体質から脱却し現在の快走に至るまでの苦難の数々を、当時の山内孝社長(現相談役)を中心にキーマン20人以上への取材を通して、「ロマン」と「ソロバン」すなわち「自動車メーカーとして世界一の車を」「マツダの経営流儀で作る」観点から明らかにしていく。
エンジン開発に資源を集中させるしかない状況で、技術的な難題をどの様にクリアし、それに対して経営陣がどの様に動いていたか。経営的な苦難に対し組織としてどのようにモノづくり改革に取り組み成長していったかという点でもとても読み応えがある。マツダファンならずともその組織改革の様は是非一読いただきたい。
エンジン開発に資源を集中させるしかない状況で、技術的な難題をどの様にクリアし、それに対して経営陣がどの様に動いていたか。経営的な苦難に対し組織としてどのようにモノづくり改革に取り組み成長していったかという点でもとても読み応えがある。マツダファンならずともその組織改革の様は是非一読いただきたい。