食通知つたかぶり (中公文庫) の感想
参照データ
タイトル | 食通知つたかぶり (中公文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 丸谷 才一 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784122052840 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文学賞受賞作家 » 芥川賞 » 51-75回 |
購入者の感想
1975年に出た単行本の文庫化。
もともと雑誌『文藝春秋』に1972-75年に連載されたもの。
日本各地を訪ね、それぞれ地元の美味しい店をまわって文章にするという夢のような企画である。神戸でステーキや中華、長崎で卓袱料理、横浜の中華街で朝粥、岐阜で鮎といった具合である。実に美味しそうだ。
とにかく文章として良くできている。美味しそうだし、ユーモアも効いているし、ぐいぐいと読者を引き込んでいく。それでいて後味はさっぱりしている。名文である。
歴史的仮名遣いで書かれているので、慣れないひとは読みにくいかも知れない。
2010年には中公文庫版も出ている。
もともと雑誌『文藝春秋』に1972-75年に連載されたもの。
日本各地を訪ね、それぞれ地元の美味しい店をまわって文章にするという夢のような企画である。神戸でステーキや中華、長崎で卓袱料理、横浜の中華街で朝粥、岐阜で鮎といった具合である。実に美味しそうだ。
とにかく文章として良くできている。美味しそうだし、ユーモアも効いているし、ぐいぐいと読者を引き込んでいく。それでいて後味はさっぱりしている。名文である。
歴史的仮名遣いで書かれているので、慣れないひとは読みにくいかも知れない。
2010年には中公文庫版も出ている。