ビジュアル スペシャルティコーヒー大事典 の感想

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　名前に負けない膨大な資料集。品種、栽培、収穫、精製、焙煎から抽出まで、詳細に解説しており、その一つ一つの項目が、薄い本なら一冊分にもなりそうなほどの内容になっている。著者はイギリスの焙煎会社の経営者で「２００７年のバリスタ世界チャンピオン」。カラー写真も豊富なので、ビジュアルとしても楽しい。
　ただ、アジアの各産地の記述を見て感じたのだが、記載された情報が最新のものかどうかが気になった。この日本語版の出版は2015/8/24だが、元となった英語版はいつのモノなんだろう。このナショナルジオグラフィックスなど、海外書物の翻訳版は多少のタイムラグは仕方ないとしても、古いと情報としての価値も減少してしまう。
　同じアマゾンで原書(多分)となった「The World Atlas of Coffee」を調べてみたら、2014/10/23となっていたので、そんなには遅れていない筈なんだが。どうもなあ。