小室直樹の中国原論 の感想
参照データ
タイトル | 小室直樹の中国原論 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小室 直樹 |
販売元 | 徳間書店 |
JANコード | 9784198604561 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
〈中国史から「中国の人間関係」の謎を解き明かし、中国における「契約」「法」「所有」が、近代資本主義におけるそれらとどう違うのか分析〉して、
中国社会の全体像がつかめる、とのこと。
小室直樹さんのダイナミックな筆致で、ユーモアに満ち溢れた分析を読みましたが、一気に、というわけにはいきませんでした。
「帮と情誼」という人間の結合集団について、著者は徹底的に論じています。
ここでは『三国志』を用いて詳論が繰り返されますが、もう一つの共同体である「宗族」もあります。
中国と中国人に対する理解は、この二つを理解せねばならないと、著者は強く論じています。
そうして、中国の法概念に入ります。
人物、法律、その他の名詞を適度に読み飛ばしつつ、先に進みました。
他にも、著者の解説付きでやっと理解する引用が多々ありまして、じっくり再読し、確認したいと思います。
次は財産の所有と管理の間に「何となく」という意識、ああこれは分配の話ねと思う方にはクライマックスかも知れません。
テーブルの上のおかずの取り合いのような理屈です。
均等分配論とかですね。
また、華僑分散とユダヤ人分散が似てるなあとか、ちょいと興味を持った程度で読み始めたのですが、とてもおもしろい本でした。
中国社会の全体像がつかめる、とのこと。
小室直樹さんのダイナミックな筆致で、ユーモアに満ち溢れた分析を読みましたが、一気に、というわけにはいきませんでした。
「帮と情誼」という人間の結合集団について、著者は徹底的に論じています。
ここでは『三国志』を用いて詳論が繰り返されますが、もう一つの共同体である「宗族」もあります。
中国と中国人に対する理解は、この二つを理解せねばならないと、著者は強く論じています。
そうして、中国の法概念に入ります。
人物、法律、その他の名詞を適度に読み飛ばしつつ、先に進みました。
他にも、著者の解説付きでやっと理解する引用が多々ありまして、じっくり再読し、確認したいと思います。
次は財産の所有と管理の間に「何となく」という意識、ああこれは分配の話ねと思う方にはクライマックスかも知れません。
テーブルの上のおかずの取り合いのような理屈です。
均等分配論とかですね。
また、華僑分散とユダヤ人分散が似てるなあとか、ちょいと興味を持った程度で読み始めたのですが、とてもおもしろい本でした。