The Wind Dancer の感想

三部作の第1作目．あたしは2作目から先に読んでしまったのでこれを読み終わってからはじめて納得することやつじつまの合うことなんかがあったのでもう一度2作目を読んでから（”ストームウインド”）3作目に行こうと思うのですが（”リープ・ザ・ウインド”）ルネッサンス時代のイタリアが舞台です．メディチ家の面々や，当時の奴隷制なんかも織り交ぜつつ話が進んでゆきます．まさかトロイ戦争の頃まで歴史をさかのぼって、タイトルにもなっている”ウインド・ダンサーなるペガサス像の由来を語られるとは思わなかったのですが、なんか実話かもとすら思ってしまうほど説得力があります．さすがアイリス・ジョハンセン、読者の期待を裏切りません，歴史恋愛小説物らしく、ロマンチックなラブシーンや、ああ，こんなこと彼に言ってほしい!と思わせるような胸キュンな台詞もてんこもりです。ちょっと長編だけど，あっという間に読めてしまうくらい面白いですよ．