最近の赤さん (FUNUKE LABEL) の感想

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タイトル最近の赤さん (FUNUKE LABEL)
発売日2015-11-08
製作者とよ田みのる
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » 妊娠・出産・子育て » 子育て

購入者の感想

ツイッターの更新も毎回楽しみにしていたのですが、ついに1冊にまとまって…と思って買ったら
本当にこれまでの全部(チェック漏れがあるかもしれませんが、ほとんど)入ってて
ものすごいボリュームです。.
すごいたくさん読めます。

育児漫画は好きで結構いろいろ読んでいるのですが、ギャグ系やエッセイ系と様々にあるなかで
この漫画は「あったかい系」としか言いようのない、しみじみと暖かい目線を感じます。
オチがほとんど全部「…で、かわいかった!!」という内容なので、
思わずこっちも「うん、かわいかった!」とニヤけてしまいますし、
それがノロケにもならず、かといってつきはなしてもいない絶妙なバランスで、
「漫画としては笑えるけど、子どもを笑いものにはしない」という、大切だけど難しい部分を
さらっとやってのけているのは、さすがにキャリアの長い作家さんだけある、と思いました。
「うちの子かわいいでしょ!!」という押しつけではなく、
「こんなにかわいいんですけど、どうしましょう…」という狼狽すらも伝わってきます(笑)。
あと、細かいけど大事なことと思うんですが、赤さんと奥さんが漫画の上では人間じゃないんですよね。
「なんか面白くてかわいいものと一緒に暮らしてる」感がある一方で、
子ども子どもしすぎない点で育児に縁のない人にも訴求力があり、見事だなと思います。

子育ては楽しいことばかりじゃなくて、そもそも自分自身の生活が根底から変わる大変さの中で、
しかしこの人の作品に昇華されるのはこういうささやかな暖かい、
楽しい話題ばかりなのだということ自体に感動があります。
ラストにおまけみたいに収録されたリアル版赤さんのカラースケッチは
色味の美しさ、切り取る風景の暖かさに、見ていて涙が止まりませんでした。
親の、子に対する愛情が形になって置いてある……。
悲しい話やかわいそうな話で泣くことはよくありますが、
暖かさに胸を打たれて泣く、というのはそうある話ではありません。必見です。

ホントに良作です。続編も楽しみにしています。

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