適社内定 ―「適性」から始めれば、就活はこんなに楽になる の感想
参照データ
タイトル | 適社内定 ―「適性」から始めれば、就活はこんなに楽になる |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 村山 涼一 |
販売元 | 日本経済新聞出版社 |
JANコード | 9784532320249 |
カテゴリ | ジャンル別 » 資格・検定・就職 » 学生の就職 » 就職ガイド |
購入者の感想
7月29日に発売されたこの本を手にした8月の就活生に、この本がチカラになれることは限られているだろう。だから惑わされずに! 著者は求職活動をする立場になく、講師である。求職活動の実践的な経験も少ないと推測する。またキャリア・カウンセリングやキャリア・コンサルティングの基本的な知識・技能・理論的背景もほとんど持ち合わせていない。マーケティング職の知識から、論理的思考のための5つのフレームワーク、5つの発想法、10の収益モデルも、習得する頃には今年の就活は収束してしまうだろう。無理な、困難な、難易度の高いスキルを8月に提供され、混乱する就活生がでるならば罪なことだ。就活生の親としてこの本を買った。率直な感想として「理論」と「実際」は一致しない。それが現実、この社会、世界である。まだ社会経験の少ない就活生がネット社会でエントリーする社会。時間に追われ、汗を流し、拒絶の痛みをこらえ1社内定を獲得するまでにたくさんの失敗をする。筆者が引用する日経調査(85.3社からたった1.5社の内定を得る)でその活動を「徒労」と云うがそれは徒労ではない。求職活動を通じて「学び」があり人生の宝にやがてなる。この8月にできることは今までの経験をふりかえり、自分を信じて進んでいくことなのだ。この本に救われる就活生がいるなら幸いだ。