究極のマーケティングプラン シンプルだけど、一生役に立つ！お客様をトリコにするためのバイブル の感想

個人的に重要だと思った点のまとめ

・専用の商品が強い、単純に「それ専用」という外見があるだけで大きな効果がある。

・どうしてあなたの商品を選ばなければならないのか？を明確にする。

・メッセージを印象的に伝える方法
①使用前/使用後の写真を使う
②使用して喜んでいるお客の体験談を載せる

・新商品です　だけではなく、いますぐ連絡ください、無料サンプルと割引券をお送りします。
まで言わなければダメ。

・使用前はこういう問題で悩んでいる、使用後はこんなに良い結果になった、という解決のイメージを用意する。

・見込み客が抱きそうな不安、疑問、疑念などを書き出す。

・一般人の証言は信頼できるメッセージとして非常に重要

マーケティングプランというタイトルですが、マーケティングの本じゃありません。非常に具体的なプロモーション(物を売る宣伝活動)のハウツー本です。

また、プロモーションと言っても様々ですが、この本はダイレクト・レスポンス広告(誤解を恐れずごく簡単に言うと、WEBサイト、新聞や雑誌の広告欄、チラシなどの広告媒体を使って、広告を見たお客さんから注文や無料サンプル申し込みの反応をもらう方法)を学ぶための本です。

ダイレクト・レスポンス広告は、巨額の費用がかかるテレビCMなどを打てなくても、極端な話、パソコンとプリンターさえあればたった一人で始められる低コストな広告方法で、費用対効果に優れているのが利点です。個人事業主や中小企業の大きな武器と言えるでしょう。

そんなダイレクト・レスポンス広告の方法を知る本として本書はベスト。網羅的で具体的。翻訳も上手い。サクッと読めてすぐ使えるので、とりあえず一冊読んでみるとしたらこれです。

この本の内容を補うつもりで二冊目を手に取るとすれば「ハイパワー・マーケティング」が良いと思います。

また各論として、
キャッチコピー(パッと目を引く売り文句)を考えるには、「売上がドカンとあがるキャッチコピーの作り方」や「『売る』コピー39の型」、
文面を考えるには、同著者の「究極のセールスレター」や「『売る』文章51の技」、
WEBサイトの中身を考えるには、「ウェブ営業力」
などが参考になります。

マーケティングってなーに？という方は、例えば「マーケティングの実践教科書」「マーケティング戦争」「リクルート「創刊男」の大ヒット発想術」などを順に読まれると良いでしょう。