片山卓哉のバドミントンボディ革命 の感想

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参照データ

タイトル片山卓哉のバドミントンボディ革命
発売日販売日未定
製作者片山 卓哉
販売元ベースボールマガジン社
JANコード9784583106205
カテゴリ » ジャンル別 » スポーツ・アウトドア » スポーツ

購入者の感想

 この本は、身体の動かし方の基本に特化した本になっています。

 他の方が仰る体幹(特に骨盤と背骨がメイン)の動かし方であったり、肩甲骨、股関節をどうやって使うかについて述べられており、技術メインであったこれまでのバドミントンの著作とは異なっています。

 この本は基本的なところだけを押さえておき、あとは自分で工夫してほしいというような「読者に考えさせる構成」なのだと感じます。

 ですから、単なる技術にのみ興味があるのなら、「コーチングforジュニア」の方がよほど詳しいので、そちらを読んだ方がいいかと思います。

 また、内容も基本でしかないので、より深く研究されたいのなら、伊藤昇さんの『「胴体力」入門』、『スーパーボディを読む』あたりの方がいいので、この本は入門書くらいの位置づけです。

 こういった著作はバドミントンの世界では珍しいので、身体の使い方に興味のあるバドミントン選手にはいい本だと思います。

 ただ、高岡英夫先生の「ゆる理論」や伊藤昇先生の「胴体力」などの身体運用の本で学んでいる人にはやや物足りないです。

 以下、具体的に物足りないところを列挙します。

 まず、基本的に概念の説明が弱いというか、理論面が少ないです。

 例えば、胴体力の(丸める・反る、捻る、伸ばす・縮める)という動作について、ポイントを簡単に押さえてありますが、これだけではなぜ効果的なのか、どういう風に応用できるのか、何が特に重要なポイントなのか分かりづらいです。

 他にも重要な概念として、「安定」「自由度」「重心移動」「連動性」といったものを挙げられていますが、いきなり重要な用語が出てくるので、読んでいて 「え?」 という感じになります。

 あまりに説明が少ないので、正直、こうした概念を誤読しても仕方ないかなというように感じます。

 また、「安定」という言葉をよく使われますが、安定というのは脱力、バランス、重心、不安定(崩し)、中心軸といったことと関連しているわけで、それだけがポイントにはなりません。

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